爪が柔らかくなったと感じたら鉄欠乏性貧血を疑ってみよう

爪が柔らかくなったと感じたら鉄欠乏性貧血を疑ってみよう

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1.鉄不足で爪に現れる変化

鉄欠乏性貧血の症状としては、疲れやすい、めまいがする、動悸がする、口内炎ができる、
爪の形が変化するなど、さまざまな体調変化が知られていますが、その原因は全身の細胞
が酸素不足に陥っているために現れる症状です。

鉄が不足すると、どうして爪が柔らかくなってしまうのかと言うと、爪の成分はケラチン
というタンパク質の一種で、ケラチンを生成するためには鉄分が不可欠な存在なのです。
なので体内の鉄分が不足していると「爪が柔らかく、もろくなってしまう」のです。同じ
くケラチンが90%を占めるとされる髪の毛も細くなったり、生えにくくなったりするよ
うになるのです。

爪は急に柔らかくなる訳ではありませんが、鉄分が慢性的に不足するような状態(鉄欠乏
性貧血)になると、少しずつ薄く柔らかくなっていくのです。何かの栓を開けようとした
ときに爪がフニャっとしたり、爪を切るときにパチッとする音がしなくなったら、それは
爪に変化が起きていて、鉄欠乏性貧血になっているサインかも知れません。同時に髪の毛
にも変化があるようなら、かなりの確率で鉄分が不足していると考えられます。

他にも貧血による爪の状態の変化には、爪の色が白くなることです。本来、爪は透明です
が、爪床を走る毛細血管の血のめぐりを反映してピンク色をしています。貧血によりこの
血行が悪くなると、爪も白く見えてしまうのです。

             

また、健康な爪は正面から見るとアーチ状をしていますが、貧血状態が続くと爪はだんだ
ん平らになって行きます。さらに悪化すると、逆にくぼみができるようになります。よく
鉄欠乏性貧血の症状として取り上げられるスプーンネイルという状態ですが、これは鉄が
不足して健康な爪が作られず、柔らかい爪が外圧による影響を受けて生じると考えられて
います。

2.鉄欠乏性貧血の改善方法

鉄欠乏性貧血とは、ヘモグロビンの元になる鉄が不足している状態のことですので、赤血
球に含まれるヘモグロビンが少なくなり、赤血球の大きさも小さくなります。貧血の約7
割がこのタイプの貧血で、本来なら健康診断で貧血を指摘されることになりますが、鉄の
場合は体内に保存されている貯蔵鉄によってバランスが保たれるようになっているので、
会社の健康診断などで貧血を指摘されたときは、すでにかなり重症という状態です。

           

なので、その前(健康診断で現れる以前)の段階で、貧血に気付き自主的に改善すること
が、もっとも弊害の少ない対処の仕方になります。その判断方法の1つとして爪の変化が
あるのです。健康診断で貧血が指摘されると、体内の貯蔵鉄も使い果たしている状態とい
うことですので、病院で貧血のための血液検査を行い、医師の指示にしたがって治療する
ことになりますが、それ以前の段階なら、食事を見直して鉄分を多く含む食材を意識して
摂取したり、十分な睡眠、適度な運動(ハードな運動はNG)など、健康的な生活をする
ことがおすすめの改善方法です。

ただ、食事など自由にならない人は、市販の医薬品を利用するのも良い方法です。一般的
に吸収率の悪い鉄分を食品から摂取し続ける人にも、併用をおすすめします。

食品から摂取する場合は、吸収率の良いヘム鉄がおすすめです。野菜などに多く含まれる
非ヘム鉄は吸収率3%程度と言われていますので、魚類や肉類に多く含まれるヘム鉄(吸
収率約20%)が効果的とされています。またビタミンCも一緒に摂取すると吸収効率が
上がるとも言われていますので参考にして下さい。


 

 

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