鉄が足りてても貧血?意外に多い亜鉛欠乏性貧血

鉄が足りてても貧血?意外に多い亜鉛欠乏性貧血

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亜鉛不足による貧血

貧血と言えば「鉄不足」というのが一般的な認識ですが、実は同じように「亜鉛不足」も
貧血の原因になるんですね。そして、亜鉛不足による亜鉛欠乏性貧血鉄欠乏性貧血と同
じほど多いと言われているんです。もちろん両方が不足していることも多いので、貧血と
診断されると、まずは定石通り「鉄」を補給する人が多いですが、しばらく続けていても
一向に改善されないような場合は、亜鉛不足も疑ってみる必要があります。

しかし、亜鉛と赤血球はどう関係していて、どのような働きをしているのかよく分かりま
せんし、貧血という内容ではそのようなところまで詳しく説明されていることも少ないよ
うな気がします。

             

赤血球を顕微鏡で見ると、赤く丸い球状をしています。その外郭である赤血球膜はタンパ
ク質でできているのですが、酵素の働きでアミノ酸に分解されたタンパク質の再合成に必
要なのが亜鉛
なのです。つまり、亜鉛が不足すると「殻の薄い卵」のような壊れやすい赤
血球になり、本来の赤血球の寿命を全うできず壊れてしまいますので、赤血球の数が減少
して貧血になるということなんですね。

そして、貧血全体の約半数が亜鉛欠乏性貧血とも言われているのですが、だいたい貧血の
人は「鉄」も一緒に不足していることが多く、どちらかと言うと「鉄不足解消」に向けた
対応をすることが多いのです。なので、しばらく鉄を補給しても改善の傾向が見られない
場合は、鉄と一緒に「亜鉛」も補給してみることをおすすめします。

亜鉛が不足すると赤血球だけではなく、さまざまなタンパク質の再合成においても問題が
起き、細胞の修復が遅れたり、機能低下を招いてしまうことになります。成長障害や免疫
力の低下、皮膚炎、脱毛症、味覚障害といったことにも関係しているのです。

亜鉛の効果的な摂取法

亜鉛の必要量は、成人女性の場合1日に約10mgとされていますが、平均的な日本人女性
の場合は、約6mgということなので、半分程度しか摂取されていないことになります。

いつもの食事内容で摂取しようとすれば、貧血予防だけでも2倍、亜鉛欠乏性貧血改善の
ためには5~6倍の食事量ということになります。実際の問題として不可能だと思います
ので、食事と一緒にサプリメントなどの併用が必要になります。

もちろん、食事でもできるだけ亜鉛を多く含む食品を取り入れることは言うまでもありま
せん。牡蠣などの魚介類、牛肉、ノリ・わかめなどの海藻類、豆類、乳製品などを積極的
に摂取することです。

         

特に、汗を多くかく職業の人やスポーツ選手などは、発汗により亜鉛も喪失してしまいま
すので、考えている以上に亜鉛が不足していることが多いので注意しましょう。

また、妊娠中も亜鉛・鉄ともに減少しますので、通常の2倍程度は摂取する必要があると
言われています。ときどき妊娠すると味覚が変わるということを耳にしますが、今まで好
きだったものが食べたくなくなったり、急に酸っぱいものが食べたくなったりするのも、
亜鉛が不足していることによる症状と言われています。

食品の中で、もっとも多く亜鉛を含むとされる牡蠣でも、100gあたり10mg 程度な
ので、牡蠣や牛肉を毎日大量に食べるということはかなり難しいと思われます。なので、
貧血改善のためとハッキリわかっている場合は、「鉄」と「亜鉛」の含有量とバランスに
こだわったサプリメントを併用することをおすすめします。


 

 

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