老化の始まりは意外に早い
老化なんて中高年になってからの話、なんて他人事のように考えていませんか？今のあな
たが働き盛りで何の不安も感じていなかったとしても、体の老化はすでに始まっているの
です。一般的な老化の始まりは２０代からと言われていますから、すでに４０代～６０代
の人は、今すぐ老化対策を始めても遅すぎるくらいなんです。
老化と言えば、女性なら「肌」の老化を考え、男性なら生活習慣病を考える人が多いかも
知れませんが、それらは体の老化による症状であって、基本的には同じ原因で起こってい
るのです。
その原因というのが「活性酸素による酸化」「タンパク質の糖化」「ホルモンバランスの
変化」で、美容や健康のアンチエイジングを語る分野では特に珍しいことでもありません。
これらの３大要因が中心になって、健康寿命を損なう病気や老け見えの原因となる肌トラ
ブルが引き起こされているのです。なので、美容面でも健康面でも、これまでと違う何か
を感じたときが体のアンチエイジングケアを始めるときということになります。
老化の進行を食い止めるには
加齢による体の老化を食い止めるには、原因をできるだけ作らないようにすることです。
その原因である「活性酸素による酸化」とは、摂取した糖質や脂質が酸素と反応すること
でエネルギー化されるのですが、同時に活性酸素も発生し細胞を傷つけます。これは「体
のサビ」とも言われていますが、加齢とともにこの「サビ」を無害化する働きをする酵素
も減少することで、老化が進行しやすくなることです。
タンパク質の糖化というのは、私たちが生きるために必要なエネルギー源である「糖」が
体を構成する主成分の「タンパク質」を変化させることで、体の機能低下を招くことです。
ホルモンバランスの変化とは、普通によく知られているのは男性ホルモンや女性ホルモン
ですが、それだけではなく「睡眠を維持する」メラトニンや「交感神経を活発にする」ア
ドレナリン、「血糖値を下げる」インスリンなどさまざまですが、加齢やストレスが原因
でバランスが変化することで、体に不具合が生じることです。
いずれも抽象的で、老化対策はしたくても方法がわからないという人も多いかも知れませ
んが、実はこれらの根底にあるのは「生活習慣」で、生活習慣を見直すことが老化の進行
を遅らせるもっとも簡単で有効な方法ということになります。
そして、活性酸素による「サビ」には、抗酸化物質や活性酸素分解酵素ＳＯＤ（スーパー
オキシドディスムターゼ）を作り出す「タンパク質」「亜鉛」を意識して摂取することと、
喫煙、過度な運動を控えることなどでかなり対応することが可能です。
タンパク質の糖化対策は、言うまでもなく「糖質」の多い食材を控えることですが、特に
砂糖とタンパク質が同時に結びついて変性した「ホットケーキ」や「焼肉」などのコゲは
控えることです。
ホルモンバランスを保つ一番の方法は、質の良い睡眠を心掛けることです。人間の体は眠
っている間に成長ホルモンなどの働きで、自然にメンテナンスされるようにできています
ので、どんなに遅くとも日付が変わる前に寝る習慣をつけることです。
このようなことを実践しながら、必要なら、若返りホルモンと言われるＤＨＥＡ（デヒド
ロエピアンドロステロン）などを利用するという老化予防方法もありますが、ＤＨＥＡは
ちょっと不安という人には、よく似た働きをする安心のブランド「グリコのサプリ」がお
すすめです。