高齢者の貧血は原因も症状も曖昧?まずは栄養補給から

高齢者の貧血は原因も症状も曖昧?まずは栄養補給から

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   高齢者の貧血の原因   

血液中の赤血球やヘモグロビンの濃度が低下して、基準値以下になることを貧血というの
は年齢に関係なく同じですが、その貧血になる原因が若年者と高齢者には少し違いがあり
ます。若年者の場合は、すでにどこにでも紹介されているように、ダイエットや偏食、消
化器官からの出血などによる鉄不足が原因であることが多いのですが、高齢者の場合は鉄
不足による貧血ももちろんありますが、鉄が十分にあっても、体の状態によりそれを活用
できないことによる貧血が多いと言われています。

つまり、若年者の貧血は、鉄の摂取不足や出血により、接血球をつくるための鉄が不足し
ていることが主な原因ですが、高齢者の場合は、鉄は不足していないのに、さまざまな病
気が原因で貧血になっていることが多いという特徴があります。

そして、貧血の症状と言えば、すぐに「めまい」と考える傾向にありますが、これも間違
いとは言えませんが、正しいとも言えません。つまり、めまいを生じる貧血とは、短時間
に急激な出血があったような場合で、普通は動悸・息切れ・倦怠感などの症状が中心です。

             

しかし、これらの貧血症状は、若い人には敏感に感じることができますが、高齢者の場合
は、もともと生活スタイルがスローで体力の低下による症状とも似ていて、貧血による症
状かどうか分かりにくいため、貧血に気付いていないこともよくあります。

だからと言って、気付かない程度なら放置しても良いということにはなりません。貧血の
原因となっている病気を特定して、適切な治療を受けることが、高齢者の貧血では、より
重要とされています。

   高齢者の貧血の予防   

原因不明の高齢者の貧血は、定期的な検査により進行状態をチェックしながら様子を見る
ことになりますが、悪性腫瘍や膠原病などの病気が根底にある場合は、そちらの病気を治
さなければ貧血も治ることはありません。

そして、年齢に関係なく、自分で貧血を予防・改善できるのは、鉄が不足することで起き
る鉄欠乏性貧血だけです。高齢者の貧血は他の病気に起因するものが多いことは事実です
が、若い人に比べて少ないとは言っても、鉄不足による貧血数も少なくはありません。

ただ、この場合、若い人のダイエットや偏食などによる鉄不足と違って、加齢による食事
量の低下、消化・吸収機能の低下などにより鉄が不足しているようなところがありますの
で、鉄や造血に必要なビタミン、タンパク質なども一緒に摂れるサプリメントなどを活用
することです。同時に、ウォーキングやストレッチなど、食事量が増えるような無理のな
い運動をすることで、食事による必要成分の摂取も考えましょう。

特に高齢者の場合は、貧血による動悸・息切れなどの諸症状よりも、酸欠状態を回避する
ために心臓の負担が増え、心不全の原因になったりすることが心配です。

             

また、意外に盲点になっているのが、高齢者が多く服用している薬剤による貧血です。薬
剤そのものが貧血を起こすというより、薬剤の副作用として出血が起こり、貧血になるケ
ースです。例えば、膝関節や腰痛に飲む鎮痛剤で胃に炎症が起こり、出血するといったこ
とが原因で貧血になるのです。

更に、血液凝固を防ぐワーファリンなども、血栓の発生を防ぐ効果はありますが、逆に消
化器官の出血などが止まりにくくなるリスクもあり、貧血の原因になります。

一過性の頭痛などに鎮痛剤を服用する程度なら、特に問題になることもありませんが、関
節痛などで長期に服用する場合は、胃潰瘍などの副作用も考えておく必要があります。日
常的に使用することが多い、ロキソニンやバファリンなどもそこに含まれています。



 

 

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