疑うべき貧血の症状(隠れ貧血)と改善すべき食事内容

疑うべき貧血の症状(隠れ貧血)と改善すべき食事内容

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   貧血の初期症状とは   

日本人女性の1000万人以上が貧血とも言われていますので、誰と言わず自身も貧血で
ある可能性が高いという考え方が正しいかも知れません。

一般的に貧血という場合、鉄欠乏性貧血を意味していますが、もちろんそれだけではあり
ません。二次性貧血といって鉄分が不足してる訳でもありませんが、他に悪性腫瘍や膠原
病などの疾患により体内の鉄が活用できない場合や、原因不明の再生不良性貧血、赤血球
の寿命が短くなることで起こる溶血性貧血などもあります。

いずれの場合も、無症状という訳でもなく、たまたま健康診断で発見されることもありま
すが、普通は全身の倦怠感やちょっとした動きでも息切れがするといった症状が現れます。

よく言われる「氷かじり」という症状は、かなりの長期間貧血状態で、ある意味「重症」
状態に現れる症状とも言えますので、早急に鉄分の補給が必要な状況ということです。

           

それぞれに対処の仕方も違いますが、二次性貧血はその原疾患を治療することになります
し、再生不良性貧血は免疫抑制療法など症状に合わせた治療が行われます。溶血性貧血も
原因によりさまざまな治療法が適用されますので、自分で治療するタイプのものではあり
ません。

しかし、貧血の中で最も多い鉄欠乏性貧血(小球性貧血)は、食事で十分な鉄が摂れてい
ないか、子宮内膜症やポリープなどによる過多月経などによるところが多く、婦人科疾患
がない場合の大半は鉄摂取不足による貧血ということになります。

ただ、男性や更年期以降の女性の場合は、何らかの出血原因がなければ鉄欠乏性貧血には
なりにくいので、高齢になってからの鉄欠乏性貧血は胃や大腸など消化器のガンや潰瘍な
どの病気である可能性が高いとされています。

貧血全般としては、概ねこのようになりますが、このような状態の人が1000万人もい
る訳ではなく、この数字は隠れ貧血と言われている人たちのことです。

つまり、日本人女性の約2割が隠れ貧血状態にあるということで疲れやすい息切れがす
といった症状を自覚したときは鉄分の不足を疑ってみる必要があるということです。

   貧血を改善するには   

貧血になると全身倦怠感や息切れがするというのは、体中が酸素不足(酸欠状態)になっ
ているからです。なので、鉄欠乏性貧血の場合は「鉄分」の補給を考えることは当然です
が、同時に「鉄不足の原因」を調べることも大切なことになります。

とは言っても、その原因の多くは「ダイエット」や「偏食」などによるところが多く、食
生活を見直すことで症状を改善できるものでもあるのです。ただ、もともとが鉄分が不足
するような傾向の食事内容であることも多いので、貧血が改善するまで(症状により数週
間から数か月間)はサプリメントなども併用する方が確実です。

同時に、鉄が不足する原因も改善していかなければ、再発の確率は限りなく高くなります。

             

ここで注意しなければならないのは、ヘモグロビン値が正常範囲にある鉄欠乏状態です。
潜在性鉄欠乏症と言いますが、体内で貯蔵されている鉄(貯蔵鉄)が不足することでさま
ざまな症状が現れることです。いわゆる隠れ貧血状態ですが、不定愁訴などとも言われる
体調不良の原因にもなっていることが多いと言われています。貯蔵鉄は普通の血液検査で
はあまり見かけませんが、希望すればフェリチン値(鉄分を貯蔵するタンパク質)も測定
してくれます。

また、貧血症状に「立ちくらみ」というものがありますが、急に立ち上がった時など一時
的に「めまい」を感じる症状は、起立性調整障害と言われる一過性の「脳貧血」であるこ
とが多く、貧血とは直接関係ありません。

一般的にはヘモグロビン値しか検査されない日本の血液検査では、隠れ貧血を見つけるの
が難しいことも一因ですが、だからこそヘモグロビン値が正常であっても倦怠感や息切れ
などの症状を自覚したら、早めに鉄欠乏性貧血を疑ってみることが重症化させない最善の
方法なのです。


 

 

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