亜鉛が不足すると貧血になる理由と改善方法

亜鉛が不足すると貧血になる理由と改善方法

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1.亜鉛欠乏性貧血とは

貧血と言えば鉄不足というのが一般的な解釈になっていますが、実はもう1つ、亜鉛が不
足しても貧血になります。しかも、鉄不足による貧血も亜鉛不足による貧血も、その数に
おいては大差ないと言われていますので、貧血と診断されて、しばらく鉄の補給をしてい
ても、改善が見られないようなら亜鉛不足も疑ってみる必要があります。

亜鉛とは、本来、人体に必要な酵素を作ったり、皮膚や髪の毛の健康を維持する成分と認
識されています。はい、貧血とは何の関係もありません。しかし、ここで思い出していた
だきたいのが「亜鉛不足は味覚障害を引き起こす」という言葉で、これは、亜鉛が不足す
ることで、味細胞が作られなくなって、味覚障害を引き起こしてしまったということです。

なぜ、味細胞が作られなくなるのかというと、亜鉛不足で細胞膜を作るタンパク質の合成
がうまく行かなくなるからです。つまり、赤血球の膜も同じで、もろく、弱い膜になって
しまい、本来は「作られる数」と「壊れる数」がほぼ同じであるバランスが崩れて、細胞
寿命で壊れる数以上に壊れてしまうことで、赤血球の数が減少してしまうのです。

           

ところが、健康診断などでは「鉄」の項目はあっても、「亜鉛」はないため、貧血と言え
ば鉄不足ということになっています。まぁ、貧血という場合は、両方が不足していること
が多いのですが、鉄が不足していないのに貧血であったり、いくら鉄を摂取しても改善が
見られないような場合は、亜鉛不足による貧血も疑ってみる必要があります。

2.亜鉛不足の改善方法

亜鉛が不足する主な原因は、やはり食べ物にあります。亜鉛を含む食品の摂取不足もあり
ますが、インスタント食品や菓子類が好きな人は、亜鉛が含まれていないだけではなく、
亜鉛の吸収を妨げるような成分も含まれているので、亜鉛が不足しやすくなります。

次に、健康のために運動をするのはとても良いことですが、し過ぎて汗を大量にかくと、
亜鉛が失われて行きます。特に激しい運動をしていなくても、いわゆる汗かきという人も
同じく亜鉛は失われやすい傾向にあります。

過酷なダイエットなどで、亜鉛そのものが摂取されていない人は当然ですが、日頃からス
トレス感じている人も亜鉛不足になりやすいと言われています。ストレスを受けて、精神
的に不安定になると、大量の亜鉛を消費して自律神経を正常化するためです。

亜鉛が不足しているときに見られるサインは、味覚の障害、肌の荒れやかゆみ、抜け毛や
髪の質の低下など、その気になって観察すれば、結構さまざまな症状が出ています。更に、
貧血にまで行きつくと、ふらつきやめまいなど、普通の貧血症状も現れてきます。

       

以上のようなことが複合的に関係して、亜鉛不足から貧血を引き起こしている場合は、ま
ずは食生活を見直してみることです。インスタント食品やファストフード、レトルト食品
などを減らし、牡蠣や牛肉、卵、大豆、ナッツ類など、亜鉛を多く含む食品を摂るように
しますが、すでに亜鉛不足が顕著な場合は、それだけでは難しいので、サプリメントなど
で補給することも考えましょう。

貧血の原因は、鉄不足だけではなく、亜鉛不足によるものも、ほぼ同数と言われています
ので、鉄対策をしていても、なかなか貧血が改善しない場合は、一度、亜鉛も加えてみる
ことをおすすめします。


 

 

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