鉄欠乏性貧血対策は鉄の補給より日常の食生活の見直しから

鉄欠乏性貧血対策は鉄の補給より日常の食生活の見直しから

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1.貧血になりやすい状況

貧血にもいろいろありますが、一般的にもっとも多いのが鉄欠乏性貧血で、貧血全体の約
90%を占めると言われています。鉄欠乏性貧血以外の貧血は、セルフケアで治せるとい
うものでもありませんので、病院で医師の指示に従って治療する必要があります。

そこで、鉄欠乏性貧血とはどういうものかというと、体内の鉄が不足することにより血液
中の赤血球やヘモグロビンが減少して、全身が酸欠状態になっている状態のことです。

一般的に、男性より女性に多いとされていて、その原因と言われているのが月経による鉄
の損失、妊娠中・出産後の授乳などによる赤ちゃんへの鉄の移行などの他に、無理なダイ
エットや偏食による栄養バランスの乱れや鉄吸収力の低下などが指摘されています。

             

健康診断レベルでは、貧血がかなり進んだ状態にならないと数値として現れませんが、日
ごろから、倦怠感・疲労感・肩こり・頭痛などの症状がある人は鉄欠乏性貧血を疑ってみ
る必要があるかも知れません。

鉄は吸収されにくく、自分の食事内容に自信があるという人でも不足することがよくあり
ます。一般的には男性(7.5mg以上)、女性(10.5mg以上)が1日の推奨摂取量とされ
ていますが、現代の日本人は男性平均が7.3mgとやや不足気味に対して、女性の平均 6.4
mgはかなり不足傾向にあるようです。

2.貧血の予防・改善方法

鉄欠乏性貧血と診断されると、まずは鉄の補給と考える人が多いですが、実は、鉄は吸収
されにくい栄養素で、現時点で鉄不足が指摘されている人が不足分を補って、増やすとい
うこと自体かなりの難題でもあるのです。さらに、不足する原因の多くは、鉄が含まれる
食品の多くに好みの分かれる食材が多く、それらの食材が嫌いな人に鉄不足の人が多くな
るのは自然の成り行きです。

また、鉄を含む食品でも、肉類や魚介類(ヘム鉄)と野菜や海藻類(非ヘム鉄)を単純に
比較している人も多いですが、それは無駄とは言いませんが、あまり意味があるとも思え
ません。どちらも基本的に吸収されにくい性質のものなので、同時にタンパク質やビタミ
ンCなどを合わせて摂取することで、鉄の吸収率を上げるとか、鉄の吸収を阻害する働き
のある成分タンニンを含む緑茶やコーヒー・紅茶などを控えるといったことの方が効果が
あります。

また、健康野菜と言われる栄養豊富なホウレン草に含まれるシュウ酸も鉄やカルシウムの
吸収を妨げる働きをしますので、しっかりあく抜きをして食べるようにしましょう。

           

そこで、貧血の予防・改善としての鉄の摂取方法ですが、基本は3食規則正しく食べるこ
とです。食事内容は栄養のバランスを考えて、特にタンパク質やビタミンCは鉄と同じく
らい大切なものと考えて組み入れることです。もちろん、さまざまな貧血症状が強く出る
ほど進行している場合は、医師の診断に基づいて治療を受けるようにすべきですが、まだ
それほど深刻でない場合は、自分でも改善することは可能で、その方法が前述の基本的な
食事の方法です。

好き嫌いが多く、食事だけでは自信のない人は、サプリメントなどの力を借りるのも良い
方法です。私は必要な成分が効果的に配合された医薬品のファイチをおすすめしています。

鉄欠乏性貧血の予防・改善は、まずはしっかりと食事を摂ることです。


 

 

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