貧血になる原因

貧血は外からは分かりにくく、自分でもハッキリと自覚できるもの
でもありませんが、最近「疲れやすい」「頭が重い」「めまいがす
る」といった症状が「貧血」のサインだったりします。
 
貧血とは、血液中の赤血球そのものや、ヘモグロビンの量が正常値
より少なくなった状態で、ヘモグロビンは身体中に酸素を届け、二
酸化炭素を回収する働きをしています。
 
なので、このヘモグロビンが不足すると、身体中が酸欠状態になり、
脳に酸素が不足すると「めまいや頭痛」、筋肉組織に酸素が不足す
ると「倦怠感や疲労感」という症状が現れることになります。
 
　　　　　
 
外見的には、まぶたの粘膜の色や、顔色、爪などで判断することも
ありますが、貧血と断定するには血液検査の結果を見てみる必要が
あります。
 
どうして貧血になるのかというと、理由はいくつかありますが、普
通に貧血と言われるのは、ヘモグロビンの合成に必要な鉄が不足し
て起きる「鉄欠乏性貧血」で、一般的に貧血症状の７割がこのタイ
プと言われています。
 
鉄が不足する原因は、出血などによる鉄分の喪失量と摂取量のバラ
ンスによるもので、若い女性に貧血が多いのは、月経によって鉄分
が失われたり、ダイエットなどの偏食により鉄の摂取量が追いつか
ず貧血になりやすいためと言われています。
 
　　　　　
 
もちろん他にも胃など消化器系の出血や、子宮筋腫、ポリープなど
慢性的な出血がある場合も鉄欠乏性貧血になりやすくなります。
 
他に貧血の種類としては、再生不良性貧血、巨赤芽性貧血、溶血性
貧血といったようなものもありますが、これらの貧血と診断された
場合は病院で治療を受けることになります。最近の医学の進歩で、
早めに治療すれば、以前ほど深刻な状況でもなく、改善されたり治
ったりすることも可能になっていますので、まずは貧血であること
を健康診断などで知ったら、放置しないで対策を考えることです。
 

　貧血の改善方法

血液検査で見る基準値とは以下の通りで、

〔赤血球〕
・成人男子　450～500万個
・成人女子　400～500万個

〔ヘモグロビン濃度〕
・男子　14～18g/dl
・女子　12～16g/dl

〔ヘマトクリット値〕
・成人男子　41～51%
・成人女子　37～46%

この範囲を下回る場合は「鉄欠乏性貧血」という判断です。
 
鉄分の不足はどうすれば改善するかと言えば、普通に鉄分の摂取を
増やすことで、その鉄分は肉や魚などに含まれる「ヘム鉄」、野菜、
穀類など植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」がありますが、いずれ
も吸収率が極めて低く、ヘム鉄で２０％前後、非ヘム鉄で３％前後
と言われています。
 
　　　　
 
具体的には、貧血に良いとされる食べ物として、「かき」「しじみ」
「あさり」「鮭」「レバー」等、さらに鉄の吸収率を上げるビタミ
ンＣを含む野菜、果実などで、貧血予防のために控えるべき食べ物
として紅茶やコーヒー、加工食品や清涼飲料水、スナック菓子など
ということになっています。
 
私はこれを見て、自分がどうして貧血になり、なかなか改善しない
のかという理由がとてもよく理解できました。
 
しかし、生理的に受付けないものは仕方ないので、何とか妥協でき
るところでたどり着いたの「サジージュース」という、強烈にスッ
パイというか苦いというか、そのような飲み物でした。
 
苦痛ではありましたが、１日スプーン２杯で良いというのが魅力で
飲み始めて２ヶ月目くらいから「めまいやフラつき」がなくなり、
最近は快調そのものです。
 
私と同じように、カキやレバーがダメな人にはおすすめできます。