栄養不足による貧血とは
貧血というと一般的には「めまい」がしてクラクラするというイメージですが、
それだけではなく、体がだるい、疲れやすい、動悸や息切れがする、食欲がな
い、といった何となく不調というのが、実は貧血が原因になっていることが多
いんです。
貧血の大半は「鉄」の不足によるものですが、中には危険な病気が原因になっ
ていることもありますので、決して侮ってはいけません。
とは言え、貧血の約８割が栄養（鉄）不足で起きる「鉄欠乏性貧血」なので、
まずはその鉄が不足している原因を知ることが貧血改善の第一歩です。
健康状態 貧血状態
血液が赤く見えるのは、赤血球に含まれるヘモグロビンという成分によるもの
なのですが、鉄にはヘムという赤い色素が含まれていて、それとタンパク質が
結合したものがヘモグロビンなのです。
そして、このヘモグロビンはただ赤いというだけではなく、酸素と結びついて
全身に酸素を届け、代謝されて生まれた二酸化炭素を肺に持ち帰る働きをして
いるのです。
なので、このヘモグロビンが減少すると、体中の酸素が不足して酸欠状態にな
りますし、老廃物が体内に蓄積されていくことになります。
このような状態になると、全身倦怠感、動悸・息切れ、食欲不振などの症状が
現れてくるようになります。体内では、酸素不足を解消しようとして心臓は大
量の血液を流そうと鼓動を早めますし、酸素を体に取り入れようとして呼吸も
激しくなるのです。
そのような不自然な状態を続けていると、心臓や肺に負担がかかり、心臓肥大
などのまた別の病気も引き起こす原因になってしまいます。
鉄欠乏性貧血が起こる一番の原因は、偏った食事内容やダイエットなどによる
過度な食事制限によるものですが、痔出血や胃腸の鉄分吸収力低下などの病気
による場合もありますので、自分にどのような原因があるのかを知ることが貧
血を防ぐための最初のステップです。
鉄欠乏性貧血を改善するには
赤血球は骨髄で作られますが、赤芽球という母細胞が葉酸やビタミンＢ１２の
助けを借りて細胞分裂をすることで赤血球が増えていきます。しかし、この葉
酸やビタミンＢ１２が不足すると細胞分裂がうまくいかず、大型の赤芽球にな
ってしまいます。
これも赤血球にはなれませんので、また別の貧血状態になってしまい、このよ
うな貧血を「巨赤芽球性貧血」と言っています。
この貧血も鉄不足と同じで、バランスのとれた食事をしていないこと、飲酒過
多、胃腸障害による吸収力不足などが原因で起こる貧血です。
病気などによる出血以外で、貧血気味という程度なら、普通は食生活の改善で
ほとんどが解消できますが、鉄分は非常に吸収されにくい栄養素で、摂取量の
１０～２０％程度の吸収率と言われています。
だからと言って鉄分を含む食品ばかりを摂取しても、ビタミンなど他の栄養素
が不足していれば、やはり貧血状態は続くことになりますので、大切なことは
「食事の量を増やすのではなく、食品の種類を増やす」ということなのです。
しかし、生まれつき少食であるとか、どうしても受付けられない食品が多いと
か、忙しくて自炊できないとかいう人も少なくなく、その上、貧血症状は改善
の兆しが見えるまで半年程度はかかるということもあり、なかなか思うように
行かないというのが実情のようです。
理屈は解ってても実行できなければ意味がありませんよね。そのような人でも
簡単に必要な栄養素が全部含まれた天然果実のジュースがあるというので、ま
ずは私が自分で試してみました。
強烈にスッパイというか、正直飲み辛いジュースでしたが、１日わずか３０ml
ということで何とか続けられる範囲内です。（笑）
驚いたことに、２日目ぐらいから手や顔がシットリしてきて、更に１週間ほど
すると体がポカポカしてきて、意外にも便通がよくなりました。
後で説明書を詳しく読んでみると、便秘で悩む人にも役立つということが書か
れていたので、しっかり納得できました。
貧血を何とかしたい、でも食品の種類を増やすのが難しいという人には、私自
身が体験して納得できたサジージュースをおすすめしたいと思います。
