ストレスによる冷え

女性の約７割が「冷え性」と言われていますが、男性も２割程度の
人は冷えを感じているといいます。
 
冷えの原因は「血流の低下」と「筋力の衰え」とも言われますが、
どちらも加齢によるところが大きなファクターで、若い女性として
は、よほどの重病をしたか、極端なダイエットをしているかでもな
ければ、それほど大きな変化のないのがこれらの要因です。
 
若い女性に多く見られる「手足だけが冷たい」という症状は、血流
の低下というよりは、ストレスなどによる自律神経の乱れが影響し
ていることがよくあります。
 
　　　　　　　
 
特に、体温は普通にあるのに冷えるという人は、ストレスや生活習
慣の乱れなどによる自律神経の乱れを疑ってみる必要があります。
 
自律神経の乱れによる冷えは、手足の先が冷たい、肩が凝るといっ
た症状が多く、生活が不規則、ほとんど運動をしない、睡眠不足、
過剰な冷暖房にさらされている、ストレスを受けやすいといったこ
とが原因で、若い女性の冷えの原因の８割程度に及ぶと言われてい
るのです。
 
なので、思い当たることのある人は、物理的な温め効果を期待する
より、リラックス効果による冷え解消法を考える方が、冷えの改善
には向いている場合が多いと言われています。
 
具体的には、４０℃前後でゆったり入浴、ハーブティーなどによる
心身の緊張緩和、軽いストレッチや散歩などでリフレッシュしてみ
ることで比較的楽に冷えから解放されることになるかも知れません。
 

　加齢が原因による冷え

加齢が原因で冷えを感じるようになるのは、熱を作りだすための筋
肉が衰えることですが、もともと痩せすぎている人や、極端なダイ
エットなどで筋肉量が減少すると、基礎代謝も低下して全身の冷え
につながります。
 
　　　　　　　　
 
これに該当する人は、タンパク質を多くとる食事を心がけるように
して、毎日筋力アップのためのトレーニングで、特に下半身の筋力
を鍛えることです。
 
下半身には体を支える大きな筋肉があり、ウォ―キングや階段を上
るなど特別にトレーニング意識しない運動でも、効果的に筋肉量を
増やすことができるのです。
 
更に、太い動脈が皮膚の近くを通る３つの首と言われる、首・手首・
足首を温めること、内臓が集まるお腹まわりも冷えに効く「温めポ
イント」と言われています。特に足のくるぶしがすっぽり隠れる程
度の「足湯」の効果は抜群ですので、体が温まるまで熱いお湯を足
しながら続けましょう。
 
　　　　　　　　　　
 
そして、当然のことですが、不必要なエアコンや冷たい飲食物など
に注意して、体を冷やさないことは冷え対策の基本中の基本です。
 
また、今流にサプリメントなどを利用する場合は、温め成分より、
温度回復力に重点を置いたグリコの冷え予防サプリがおすすめでき
るかと思います。