四肢末端型冷え性とは
１０～２０代の女性に多いとされる手足が冷える症状ですが、近年は運動不足などの原因
で男性にも多く見られるようになりました。このタイプの冷え性は、もともとやせ型であ
ったり、ダイエットなどで痩せようとしている人に多いのですが、熱を作り出す筋肉量や
エネルギーが不足していることが原因です。
なので、いくら靴下を重ねて履いてもカイロで温めても、それは一時しのぎで、根本的な
改善にはなりません。
まずは、普通の体になることが大切で、それには、食事の量を増やすこと、特にタンパク
質を多く摂取することが基本的な対策になります。
次に、冷え性の人に共通する原因である運動不足とストレスを解消する努力をします。特
に運動する時間がなくても、普通に少し速足で歩くとか、腕を大きく振って歩くとか、姿
勢を良くして歩くといったことでも血流の改善につながりますし、筋肉量の増加にもつな
がります。もちろん、時間にゆとりのある人には、ウォーキングなどがおすすめです。
ウォーキングは、血流改善、筋肉量増加、ストレス解消など、想像以上の効果が期待でき
ますので、ぜひ実践してみて下さい。また、入浴方法も意外にめちゃくちゃな人が多いの
で、見直してみると良いかも知れません。
半身浴で長く湯船に浸かるという名（迷）言もありますが、実はこれは発汗により体を冷
やすことになります。温度は４０～４２度（季節により暖かい時期は低め）で、首まで５
分ほど浸かってから、胸あたり（普通の入浴）で更に５分間浸かります。それから体を洗
って、仕上げにまた数分間、湯に浸かるという方法に変えてみましょう。
冷え性と生姜の有効性
冷え性の人は温かい飲み物が好きですよね。特に最近は、冷えに効く〇〇〇とかいう宣伝
効果もあってか、まるで見当違いというものを飲んでいるようでもありません。しかし、
何と言っても昔から冷え症の王道は生姜とされていて、それは現在でも正論です。
昔は、ジンゲロールという成分など知らないまま、冷えに良いということでしたが、今で
はその辺の効能・効果についての詳細も明らかになっていて、その上で冷え対策に生姜が
良いと言われているところが凄いところです。
そもそも、四肢末端型冷え性は、ダイエットなどによる食生活の乱れから、ビタミンやミ
ネラルが不足し、代謝が悪くなって起きるのです。つまり、改善法はダイエットと真逆の
ことをすることになります。冷え改善とダイエットのどちらを選ぶかは難しい選択ですが、
実は、その両方の効果が期待できる飲み物があるんですね。
答えを先に言うと、ジンジャーシロップがそれです。冷えと新陳代謝とダイエットの３つ
に効果的に働くのが生姜シロップなんです。
冷えに生姜というのはすでに周知のところですが、冷えに効果的な食べ方は「すりおろし」
です。代謝を良くし、太らない体質を作るには、カリウムやカルシウムなどのミネラルが
必須なのですが、なぜかダイエットではこれらが不足することになり、それが痩せられな
い原因の１つでもあるんですね。
ジンジャーシロップに使われている黒糖（黒砂糖）には、私たちが料理に使う白砂糖には
含まれていないビタミンやミネラル類が多く含まれています。更に、コクトオリゴという
色素成分は、糖分の吸収を抑え血糖値の上昇を和らげる働きがあるため、インスリンの分
泌も抑えられて中性脂肪を低下させる働きや便秘改善効果も期待できると言います。
つまり、すり生姜と黒糖蜜で作られる生姜シロップこそ、冷え性とダイエットという相反
する２つの悩みの両方に効果が期待できる飲み物ということになります。これはもう試し
てみるしかないでしょう。
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