薄毛と食べ物の関係
食べ物で薄毛が予防できるかと言うと、「できる」と明言することはできませんが、私た
ちの体は食べる物で作られているということは間違いのない事実ですので、髪の毛もその
例外ではありません。
ということは、髪の毛の成長と食べ物にも深い関係にありますので、薄毛対策の第一歩は
ここから始めるのが原則なのです。とは言っても、自分の好みのものばかり食べていては
意味がなく、当然のことながら髪の毛の成長に必要なものを摂取する必要があります。
髪の毛の成分は、その中心がケラチンというタンパク質で、そのケラチンを構成するのが
１８種類のアミノ酸です。つまり、髪の毛にかかわる栄養素は、タンパク質・ビタミン・
ミネラル類で、それらをバランス良く摂取する必要があるということになります。
具体的には、タンパク質は大豆製品や肉、魚介類に多く含まれていますので、日頃の食生
活を見直してみて下さい。不足しているようなら意識して摂取量を増やす必要があります。
ミネラルは１００種類以上ありますが、カルシウムや鉄、亜鉛など、いずれも人体に必要
で、体内で作り出すことができない１６種類を必須ミネラルとして摂取基準が定められて
います。いずれも必要なものばかりですが、髪の毛に関して言えば、タンパク質の合成に
機能する亜鉛が特に必要です。亜鉛を多く含む食品は、牡蠣、豚レバー、ウナギなどがよ
く知られていますが、好みの差が大きいところでもありますので、どうしても難しい場合
はサプリメントなどを活用する方法もあります。
ビタミンに関しては、どれと言わずすべて必要ですが、敢えて言うならビタミンＡ、Ｂ、
Ｃ、Ｅということになります。ビタミン類は、緑黄色野菜を中心に多く含まれていますの
で、自身の好みの食材とビタミンの比率を見直してみて下さい。不足しているようなら、
もちろんサプリメントなどでの補給も考える必要があります。
ヨモギの特殊な栄養素
育毛に役立つ栄養素として、タンパク質・ミネラル・ビタミンが必須という話をしてきま
したが、その中のミネラル・ビタミンが豊富に含まれている緑黄色野菜にヨモギがあるの
をご存知でしょうか？道端の雑草としてのヨモギなら知ってるけど、緑黄塞野菜のヨモギ
なんて知らないという人もいるかも知れませんが、実は、ヨモギはその栄養価の高さから
緑黄色野菜のひとつと数えられているのです。
薬草として古くから使われていますし、お灸に使われるモグサもヨモギですし、地味では
ありますが、自然由来を強調するシャンプーや育毛剤にも使われています。
ヨモギは何が凄いかと言えば、ビタミン類はその辺の緑黄色野菜より豊富に含まれていま
すし、ミネラルも同じです。その上で、髪の成長に深くかかわる甲状腺ホルモンの材料と
なるヨウ素、血流の流れに関係するクロロフィル、血液浄化作用で知られるβシトステロ
ール、髪を含むあらゆる細胞組織の栄養素である葉酸など、優れた効能が認められる成分
が詰まっているのです。
髪の毛と関係ありませんのでここでは特に触れませんが、骨の悩みでは乳製品より豊富な
カルシウム、貧血の悩みでも牛レバーより豊富な鉄分などに加え、ポリフェノールやフラ
ボノイドに分類される特殊な成分も数多く含有するのがヨモギなのです。
ヨモギは、餅や菓子にも使われていますが、もっとも摂取しやすのがヨモギ茶として飲む
ことではないかと思います。普段のお茶を変えるだけで簡単にすべての栄養素が摂取でき
ます。他の家族の皆さんにも、薄毛ではなく健康効果・美容効果をアピールできますので、
特に問題になることもなく変えることができると思います。値段もそれほど高価ではあり
ませんし、ハーブの女王と言われるだけあって、味も香りも気品のある優雅な雰囲気があ
ります。
美肌と便秘には抜群の効果が期待できますので、ぜひ家族で活用してみて下さい。
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