薄毛が気になりだしたら
髪は女の命なんて言葉もありますが、働き盛りの男性にとっても「髪は気になる重要なパ
ーツ」の1つですよね。もうすでに薄くなり始めている人はもちろんですが、現状では大
丈夫な人でも将来的には心配している人も少なくありません。
男性の薄毛はどうすることもできないという話もよく聞きますが、意外にそういうもので
もなく、きっちり対処すれば、かなり復元するというのは私自身の経験からも事実です。
そこで、新聞やテレビのCMのキャッチフレーズをそのまま信じて、育毛のために努力し
ている男性の皆さんに「育毛の常識」をお伝えします。
まずは、頭皮のチェックをしてみましょう。頭皮の色が「青白く」「弾力性のある」うち
は、今のところ薄毛の心配のない人です。逆に「赤み」を帯び「硬くなっている」場合は
すでに薄毛のサインが出ているか、薄毛を実感している人です。
このような場合は、「頭皮マッサージ」が良いのですが、全体をゆっくりやさしくマッサ
ージすることです。髪の毛の薄いところだけをゴリゴリマッサージしたり、ブラシでたた
くといった育毛法は、毛細血管をつぶしてしまったり、頭皮や毛根を傷つけるだけで、む
しろ逆効果です。
次に、薄毛の原因は皮脂にあるという話も、「過剰な皮脂」であるかどうかが問題です。
皮脂は多すぎるのは確かに頭皮にも髪にも問題ですが、逆に少なすぎるとバリア機能が低
下してしまい、頭皮が弱るのと同時に髪の育ちにくい環境を自分で作ることになるのです。
フケ、かゆみ、炎症などが生じる場合は皮脂が不足しているのが原因かも知れません。
洗髪は、力を入れてゴシゴシ洗ったり、爪を立てるのではなく、赤ちゃんの肌を触るよう
に優しく洗い、しっかりとすすぐことです。
洗った後は、タオルドライで水分を切り、ドライヤーは最小限にしてしっかり乾かします。
育毛剤を使うならこのタイミングです。
使ってはいけないシャンプー
一時期「育毛シャンプー」と言われる商品が人気化していましたので、使われた人も多い
かも知れませんが、このタイプのシャンプーに発毛効果はほとんどありません。
それどころか、「◯◯硫酸」という成分が含まれているようなら、脱脂力の非常に強い頭
皮にのためにはよくない石油系の原料が使われているということです。
あと、シリコンシャンプーはワックスがかかったような美しく指通りの良い洗い上がりに
なりますが、実は頭皮もしっかりコーティングしてしまうので、皮膚の新陳代謝に良くな
いもので、長く使い続けると髪も頭皮もボロボロになってしまいます。
なので、特殊なシャンプーにこだわることなく、ノンシリコンで自然成分のシャンプーを
使い、しっかりすすぎ、十分乾かしてから自分に合った育毛剤を使用することが基本です。
そして、生活習慣や食生活を見直すことで、私をはじめ薄毛を克服した人もかなりいると
いうことはぜひ覚えておいて欲しいところです。
私の場合は、回復するまでの間はしばらく「薄毛隠し」というパウダーを使ってカムフラ
ージュしていましたので、薄かった2年ほどの間は誰にも気づかれることもなく、精神的
なストレスもありませんでした。むしろ、いつ卒業できるかという夢の方が大きかったよ
うな気がしますので、一応ご紹介させていただきます。