１．薄毛の原因とされる説
薄毛と言えば男性と考えるの普通ですが、近年は薄毛に悩む女性も増えていると言われて
います。遺伝的なものは、今も昔も変わっていないので、食生活やストレスの増加などの
他の要因によるところが多いようです。
薄毛になるという場合、髪の本数は変わらないのに毛が細くなる、髪が抜けて本数そのも
のが減少する、といったケースがありますが、その原因として有力視されているものに血
行・ホルモン・脂漏・頭皮があります。
血行不良により栄養が毛髪まで行き渡らないことから髪の毛は成長しない、男性ホルモン
の影響で毛乳頭細胞の分裂が抑制される、皮脂が多すぎるため毛穴がつまったり髪の成長
を阻害する、頭皮が突っ張って血流が悪くなり髪の成長を低下させる、といったことが薄
毛の有力な原因とされているのです。もちろん他にもさまざまな原因があることは言うま
でもありませんが、薄毛ケアと言えば、まずはこれらの有力説に基づいた方法が推奨され
ることになるようです。
しかし、ある程度の期間（髪の成長には時間がかかりますので最低１年程度）やってみて、
何の変化も見られないようなら、そのまま継続していても、自分にはあまり効果がないと
考えてみることも必要かも知れません。
また、いたずらに脱毛症の種類や進行パターンなどの知識を収集しても、あまり意味があ
るとは思えません。そのようなことに時間を割いているうちにも、どんどん髪の毛は薄く
なっているのです。
２．現実的な薄毛対策とは
薄毛が気になるようなら、とりあえずは「現在の顔写真（正面・頭頂部）」を撮って保存
しておきましょう。横向きや背後の撮影もできれば、さらに役立ちます。自身の髪の毛の
状態により、１カ月、３カ月、６カ月の間隔で同じような写真を撮影して保存します。
前回の撮影からボリュームが減ったと感じたら、薄毛進行中です。前々回、その前と比較
すれば、３カ月、６カ月、１年前から、どれだけ髪の毛が減っているかがよく分かります。
写真上で頭皮が透けて見えるようなら、進行状態はステージ４です。もうシャンプーの種
類や育毛剤を選んでいるレベルではありません。
すぐにやるべきことは、ビタミン・ミネラル・タンパク質を十分摂取することです。食事
だけで無理そうならユーグレナをサプリメントで摂取しましょう。そして、新陳代謝や血
流を良くするために、軽い運動（ウォーキングなど）をしましょう。時間がとれない人は、
エレベーターやエスカレーターを使わず階段を上る、近い距離は歩く、など日常生活上で
体を動かすことです。
そして、睡眠はしっかりとる、過剰飲酒は控える、タバコはできれば禁煙する、ストレス
を溜めないなど、髪に必要な栄養素をしっかり摂り、健康的な生活をすることです。
もちろん、そのようにしながら、これまでと同じ間隔で写真撮影も続けてみることです。
今度は、逆に写真上で髪がボリュウームアップしてくれば、今やっていることが現実的な
薄毛対策になっているということですので、その後も自信をもって続けることができます。
つまり、健康的な生活を続けていれば、必要以上に髪だけが薄くなることもないという考
え方ですので、薄毛の集中ケアより、健康な体から健康な髪を育てる方向に考え方を変え
てみることも、有効な薄毛対策の１つなのです。
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