冷え性で疲れやすい体質は貧血が原因かも

冷え性で疲れやすい体質は貧血が原因かも

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1.鉄と冷えと疲れの関係

健康のために運動をするのが良いとか、貧血は女性に多いとかいう言葉は、誰でも一度は
見聞きしたことがあると思います。その理由はともかく、今回は運動などで鉄が不足する
(貧血)と、どうして冷えや疲れやすい体質になるのかということについてです。

私たちの体を流れる血液(赤血球)には鉄が含まれています。そして、貯蔵鉄とも言われ
るフェリチンも含めて枯渇したときに貧血状態になると言われています。

貯蔵鉄として蓄えられている場所は、肝臓、脾臓、骨髄などですが、もう1つ意外に知ら
れていない場所にも鉄が蓄えられていて、それが筋肉なのです。

筋肉の繊維の1つであるミオグロビンも血液中のヘモグロビンと同じく、鉄でできていて、
筋肉内での酸素供給源になっています。これにより、筋肉は持久力を発揮できるのです。

逆に、このミオグロビンが減ると、筋力が低下して疲れやすくなります。

             

何となくお分かりでしょうか?貧血は鉄の不足でヘモグロビンが減っている状態ですが、
鉄が不足すると、筋肉内のミオグロビンも減ります。すると、筋肉の機能が低下して、疲
労しやすくなります。スポーツ選手が一生懸命練習すればするほど、不調に陥るという原
因の1つでもあります。

筋肉の機能が低下すると、思い出して欲しいのが「熱は筋肉で作られる」ということで、
熱の産生量も低下します。つまり、冷えやすい体になってしまうのです。さらに、冷えと
肩こりの関係もよく取り上げられますが、冷えることが原因というより、筋肉の機能の低
下そのものが肩こりの原因になっているのです。

2.ミオグロビンの改善法

貧血による症状の改善には、ヘモグロビンもミオグロビンもどちらも増やす必要がありま
すので、その材料である鉄の補給は当然のことながら不可欠です。その上で、貧血と言え
ば、ヘモグロビンが注目されることが多いですが、実際の症状として、冷えや疲れに悩ん
でいるという人の場合は、ミオグロビンを増やすことも考えなければなりません。

人間の筋肉には、表層筋と深層筋があります。表層筋というのは、腹筋が6つに割れると
いう腹直筋や立ち上がるときに必要な脊柱起立筋、脚なら大腿四頭筋といった体の浅い部
分にあって、皮膚の上からでも触れることができる大きな筋肉のことで、いわゆるボディ
ビルダーが鍛えるのがこの筋肉です。深層筋というのは、説明しても分かりにくく、確認
することも難しい筋肉ですが、要するに、体の奥の方で、関節を安定させたり、姿勢を長
時間保ったり、呼吸をするときに肋骨を広げたりするために活躍する小さな筋肉達のこと
を言います。

ミオグロビンを増やすには、後者の深層筋(インナーマッスル)の方を鍛える必要がある
のですが、実は、インナーマッスルを鍛えるのは、一流のスポーツ選手でもよく分からな
いとか、表層筋を鍛えることで深層筋も鍛えられるとかいったさまざまな意見があります。

             

ただ、ひとつミオグロビンが豊富な例がマグロなどの回遊魚と呼ばれる魚の体です。ここ
から言えることは、それに近い環境で体を鍛えることです。つまり、高地トレーニングや
低酸素トレーニング、なじみのあるところではヨガが良いとか言われていますが、私個人
としては、まずは体内の鉄をサプリメントなどで増やす。次に、それを十分に活用できる
ような体質に導くことで、そのための方法としては漢方薬が良いのかなと思っています。

実際に、アスリートが貧血を解消したら、成績が大きく改善したという話もありますので、
貧血で冷えや疲労感に悩まされている人にはおすすめかも知れません。


 

 

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