ビタミンＣという栄養素
美容や健康を語る上で、ビタミンＣを切り離して考えることはできませんし、当然のよう
に知っていると思っているはずのビタミンＣについて、意外に知らないことが多いという
ことをご存知でしょうか？
例えば、ビタミンＣの色は何色でしょう？と聞かれると、ほとんどの人が「黄色」と答え
ますが、これはお菓子メーカーが「ビタミンＣは柑橘類に多く含まれている」というイメ
ージを誇張した結果に過ぎず、本当のビタミンＣは「透明」なんですね。
同じように、ビタミンＣはスッパイというのも食品会社の作ったイメージで、かなりの高
濃度のものなら多少の酸味はありますが、食品などに使われるレベルではほとんど「無味」
というものなのです。
これだけのことでも知っていたという人はかなり少ないのではないでしょうか？もっとも
ビタミンＣの色や味を知っていたところで、美容や健康とはあまり関係ないのですが、ビ
タミンＣを語るなら知っておきたい基礎知識でもありますね。
ビタミンＣのもつ代表的な機能は「抗酸化」ということなのですが、こちらはほぼ皆さん
ご存知のようです。紫外線やたばこ、ストレスなどによって生じた活性酸素によるダメー
ジをビタミンＣが身代わりになって酸化されることで、私たちの体を老化から守ってくれ
るという働きのことです。
よくアスコルビン酸（ビタミンＣ）という表示が食品成分に登場するのも、この抗酸化を
活用したもので、美容や健康のためというより酸化防止物質として使われているのです。
他にも、ミネラル類の吸収率を高めるとか、ガンなどの病気予防するとか、いろいろな働
きも紹介されていますが、美容や健康で欠かせないビタミンＣの機能にコラーゲンの合成
があります。よくご存じの美肌を作るのもこの働きによるものですし、内臓や筋肉の維持
など健康状態もこのコラーゲンの合成能力にかかっているのです。
つまり、私たちの体の老化を防ぎ、健康を維持する上で、ビタミンＣは無くてはならない
大切な栄養素であるというのは、このような働きによるものなのです。
しかし、ビタミンＣは水溶性ですので「摂り溜め」ができません。一度に大量に摂っても
必要量以外は排出されてしまいますので、毎日、数回に分けて摂取するのが無駄のない摂
取方法になります。
ビタミンＣの正しい摂り方
２０１０年版の日本人の食事摂取基準表では、日本人の成人では男女ともに１日のビタミ
ンＣ推奨摂取量は１００mgとなっています。目安は、みかん１個３０mg、さつまいも中
サイズ１本７０mg とされていますが、ビタミンＣは水に溶けやすい、熱に弱いという性
質があるため、生で丸ごと食べるものでなければ、十分摂取できているとは言えません。
また、推奨量というのは「最低限必要量」という意味ですので、それで十分という考えで
は不足することになります。更に、喫煙者やストレスの多い人はビタミンＣの必要性が高
くなりますので、推奨量を超えた目標摂取量を設定する必要があります。
ただ、いくら水溶性とは言っても、ビタミンＣの過剰摂取は胃や腸に負担をかけることか
ら、食事摂取基準でも１日１０００mg以上は推奨できないとしています。
なので、美容効果を主に期待するなら、食品やサプリメントなどから摂取するビタミンＣ
は、いわゆる内面からのサポートという程度に考え、それ以上は美容液などを利用するこ
とが健全な方法になります。
例えば、シミが気になるような場合は、サプリメントを大量に摂取するのではなく、自分
の目標摂取量までは食品・サプリメントで、それ以上はビタミンＣ誘導体の美容液を使う
ようにするのです。そして、より本物を求めるなら、作り立てのビタミンＣの集中ケアで
静かなベストセラーとなっている美容液「トリロジー」をおすすめします。
本当に良いものとは、テレビや雑誌で頻繁に見かけることはありませんが、常によく売れ
ているものなのです。逆に考えれば、よく売れているから特別宣伝する必要もないという
ことになります。その辺のところが理解できる人にはぜひ使っていただきたい美容液です。
|
|
