３０代からは爪にもエイジングケア
ふと気が付いたら手の指の爪に縦の線が入っていたなんてことはありませんか？爪に白い
縦線が入るのは老化現象と言ってしまえばそれまでですが、実際に老化と決めつけるのは
５０代からで、それ以前に爪に線が入るのは「栄養不足」や「血行障害」などが原因と言
われています。
少し安心しましたか？しかし、だからと言ってそのまま放置すると、実際の年齢よりも早
く老化してしまうことも普通にありますので、早く老化のサインを受け取ったことを機に
爪のエイジングケアを始めることが正しい考え方なのです。
爪に縦線が入る理由は、爪はタンパク質のケラチンでできていますが、３層構造になって
いて、１番上が「縦方向」２層目は「横方向」３層目が「縦方向」に並んでいます。
なので、目に見える外側（１番上の層）は縦方向に線が入っているように見えるのです。
では、なぜ線が入るのかと言うと、それは肌と同じく乾燥（水分不足）によるものですが、
それ以外にも睡眠不足や疲労、ストレスなども原因になります。つまり、そのときどきの
健康状態を示していることになるんですね。
ただ、黒い線が入っている場合は少し違います。爪甲色素線条（そうこうしきそせんじょ
う）と言って、たまに悪性黒色腫（爪のメラノーマ）の場合もありますので注意が必要で
す。しかし、良性であることの方が多いので、注意深く観察して「線の幅が以前と変わら
ない」ようならほぼ良性と考えても良いと思われます。
悪性の場合は、幅が少しずつ太くなったり、黒さがどんどん濃くなったり、爪の周囲まで
黒ずんできたりしますので、一応の判断基準にして下さい。
爪の縦線を消してきれいにする方法
爪の状態が悪い人に多いのが、外食やレトルトフードばかりで栄養のバランスが崩れてい
たり、不摂生な生活などを繰り返しているため健康状態が良好でないような人です。
なので、まずは良好な健康状態を保つことと、爪の主成分であるタンパク質と成長を促す
すビタミン類（特にビタミンＢ群）を意識して摂取する必要があります。更に血行を改善
するためには鉄や亜鉛などのミネラル類も必要になります。
とは言っても、なかなかそれができないから健康状態に問題があるので、一気に改善する
ことは難しいかも知れませんが、そのような人にはサプリメントを活用するという選択肢
もあります。
そして、爪の水分不足を解消するには「水を飲む」ことです。人の体は髪でも肌でも爪で
も、水分が不足したら、まずは体の内側からしっかり水分を補給することが基本です。で
きるならシリカ水などを飲むと、それ自体が爪の健康にも必要な成分ですので一石二鳥と
いったところでしょうか。
ネイルケアと同時にもう１つ大切なことがあります。それは食器洗いなどの家事で、つい
つい素手で洗ってしまいがちですが、食器用洗剤は汚れを落とす力が強いほど、手の皮膚
や爪にもダメージを与えるような成分がたくさん含まれているということです。
最初は面倒に思うかも知れませんが、ゴム手袋を着用する習慣をつけるのはこういう機会
を活かすことです。ちょっとした手間を惜しまないことが老化を防ぐ一番の方法なのです。
同じエイジングケアでも、肌より爪の方がはるかに効果が現れやすいので、ぜひ前向きに
取り組んでみて下さい。個人差はありますが、手の爪は１日に０.１mm 伸びると言われて
いますので、１か月で約３mm伸びることになります。３か月もあれば十分ですね。（笑）
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