コラーゲンは塗っても食べても意味がないの根拠と真実!

コラーゲンは塗っても食べても意味がないの根拠と真実!

《本ページはプロモーションが含まれています》

肌も骨もコラーゲンで成り立っている

美容関係では必ず出てくるのがコラーゲンですが、コラーゲンは特に皮膚だけではなく、
全身の骨や軟骨、腱、血管、内臓など人間の体内に存在するタンパク質の約3分の1を占
めていて、肌や血管、骨などに弾力性を持たせる働きをしているのです。

普通、コラーゲンは古くなると酵素で分解されて生まれ変わるのですが、老化物質(AG
E)が付着すると酵素では分解できないため、そのまま残ってしまうことになります。

つまり、機能が低下した状態のコラーゲンでは、皮膚はシワやたるみの原因になりますし、
骨ももろくなって骨粗しょう症などを進行させる原因にもなります。一般的には骨はカル
シウムで出来ていると信じられていますが、実は骨は鉄筋コンクリートの建築物のような
構造になっていて、ラーゲンが鉄筋でカルシウムがコンクリートと考えて下さい。すると
コラーゲンにカルシウムがくっついた状態が「骨」であることがわかりますよね。

           

このように、皮膚も骨も軟骨も、美容や健康に関する重要な働きをするのがコラーゲンな
ので、それぞれにコラーゲンを塗ったり食べたりする提案がなされているのですが、肝心
の食品安全委員会ではその有効性が確立されていないという現実があります。

良く知られているところでは、コラーゲンは分子が大きいので直接肌に塗っても浸透する
ことはありませんし、食品として摂取してもアミノ酸やコラーゲン・ペプチドに分解され
て吸収されるため、期待した効果が得られるかどうかは未知数ということなのです。

そしてこれが、コラーゲンを摂取しても、そのまま肌や骨の成分となってコラーゲンの生
成に役立つことはないという考え方の根拠になっている訳です。

視点を変えればコラーゲン摂取は有効

コラーゲンとは塗っても食べても効果が期待できないという根拠があるのですが、ご存知
のようにコラーゲンを補給する化粧品やサプリメントも多く売られています。

これは、コラーゲンとして摂取されたものがそのまま効果を発揮することは期待できませ
んが、分解されたあとのアミノ酸に効果が期待できるという考え方に基づいているのです。

具体的には、コラーゲンを構成するアミノ酸の大半が非必須アミノ酸で栄養価値はそれほ
どでもないのですが、「ヒドロキシプロプリン」や「ヒドロキシリジン」といった特殊な
アミノ酸を多く含んでいて、これらにビタミンCが加わると、皮膚のコラーゲン繊維の安
定化に貢献したり、関節などの炎症を抑える働きがあるといった間接的な効果があると考
えられているためです。

              

そして、コラーゲン摂取をすることのもう1つの大きな理由は、コラーゲンやヒアルロン
酸を生成する線維芽細胞を増やすことにあります。つまり、コラーゲンそのものが直接で
はなくても、分解されたアミノ酸が間接的に肌の老化によるシワやたるみを改善すること
につながると考えられているのです。

実際、スッポン料理などコラーゲンを含む料理を食べた翌日は、何となく肌に変化を感じ
ることも少なくありませんので、効果が未知数という理論に従って「コラーゲンは食べて
も無駄」と考えるか「それでもコラーゲンは食べると意味がある」と考えるかは、それぞ
れの判断になりますが、サプリメントなどで補おうとする場合はビタミンCも一緒に含ま
れているような製品を選ぶことをおすすめします。


スポンサーリンク
スポンサーリンク