高齢者は若者の4分の1しか見えていない?その原因と対策とは

高齢者は若者の4分の1しか見えていない?その原因と対策とは

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コントラスト感度の低下

年をとると物が見えにくくなってくるというのは事実ですが、それとは別に「視界がぼや
ける」といったことはありませんか?もしそのように感じているなら、その原因は加齢以
外のところにあるかも知れません。

加齢とともに近くのものが見えにくくなるのは、目のレンズの働きをする「水晶体」の機
能が衰えることでピント調整がうまく行かなくなるためですが、物がぼやけたり、かすん
だりしてフィルターがかかったような見え方をする場合は、水晶体のピント調整とは関係
なく「黄斑部」と呼ばれる場所に原因があるかも知れません。

もちろん、これも広い意味では加齢による症状の1つと言えなくもありませんが、一般的
な加齢による症状であるピント調整の不具合による老眼とはまた別の原因ということです。

           

黄斑部とは何かというと、視細胞が密集している場所のことで、眼をカメラに例えると、
角膜や水晶体はレンズに相当します。そしてフィルム(CCD)に相当するのが網膜です。
その網膜の中心部(奥の方)に光を感じる細胞(視細胞)が密集している場所があり、そ
の密集している場所のことを黄斑部というのです。

つまり、水晶体はこの黄斑部にピントを合わせている訳で、その時の黄斑部の働きを表す
のが視力で1.0とか1.2とかいう数字です。言い換えれば、視力は黄斑部の働きで決ま
るということになります。

そして、物を見るときに集中して光を受けるのもこの場所ですので、必然的にダメージを
受けやすく、その光のダメージが蓄積してくると、視界がぼやけるといった症状が現れる
ことになるのです。この視界のぼやける程度(物の見える質)を表わすのが「コントラス
ト感度」と言われるものなのです。

コントラスト感度が低下すると、全体的な色の濃淡がぼやけてハッキリしないようになり
ますので、物の見え方も不鮮明になってしまいます。

コントラスト感度低下対策

近視や老眼の人は、もともと視力が曖昧なのでコントラスト感度は判断しにくいと思われ
れるかも知れませんが、視力とは関係なくコントラスト感度を知ることができます。

◆眼(メガネ)のピントは合っている=視力は低下していないのに、ぼやけて見える。
◆ピント調整をしても視界がハッキリしない。
◆全体的にぼんやりしている。
◆視界がゆがむことがある。

     
      <コントラスト感度が高い>   <コントラスト感度が低い>

このような症状が1つでもあれば、コントラスト感度が低下している可能性が高いという
ことですので、スマホやパソコンなど目に大きなダメージを与えるようなものは、必要な
とき以外は極力避けて眼を休めるようにしながら改善していかなければなりません。

また、コントラスト感度は薄暗い状況下ほど低下します。それは、近年、フランスのソル
ボンヌ大学が行った研究結果で、健全な若者と高齢者の網膜の光受容体の光の吸収率が、
高齢者は若者の4分の1程度ということが分かり、それだけでも高齢者のコントラスト感
度は若者より4倍も低いということになります。高齢者が夕刻に見えにくさを感じると言
われる原因はそのようなところにあった訳です。

では、コントラスト感度の低下は改善できないのかと言うと、ほうれん草やブロッコリー
などの緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種である「ルテイン」を摂取すること
で改善が期待されると言われています。

もともとルテインは光受容体(視細胞)の重要な成分であり、加齢とともに減少していく
ものでもありますので、若い頃から野菜が苦手というような人はもちろんですが、継続し
て摂取するのが難しいというような人も、サプリメントなどを積極的に活用するなどして
対処することが、スマホやパソコンが必須の現代社会では必要条件ということになります。

サプリメントも以前に比べ、機能性表示食品として販売されるようになっていますので、
しっかりした会社のものを選んでおけば安心して利用できます。



 

 

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