貧血は原因がわかっていてもなかなか改善しない理由とは!

貧血は原因がわかっていてもなかなか改善しない理由とは!

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一般的な貧血とは鉄欠乏性貧血

特殊な病気による貧血もありますが、一般的に貧血と言われる症状の9割以上
が「鉄」の不足による「鉄欠乏性貧血」とされています。

これは、その名の通りで、体内にミネラルの1つである鉄が不足することで起
きる病気で、特に若い女性に多いと言われています。

鉄が不足すると、血液中の赤血球の中のヘモグロビンが減少し、体内の各組織
に酸素を供給する機能が低下することになります。このような症状が貧血と呼
ばれている訳ですが、血液全体の量が減る訳ではありません。

普通の成人男性は赤血球の正常値が、1mm3当たり450万~550万、女性
は400万~450万、ヘモグロビンは男性100cc当たり13~17g、
女性は12~16gとされていて、これを下回ると貧血ということになります。

             

しかし、鉄欠乏性貧血というのは赤血球よりヘモグロビンの量が多く減少した
り、赤血球の容積が小さくなっていたりといった特徴がありますので、他の貧
血原因なども調べ、総合的な診断の結果で「鉄欠乏性貧血」と判断されます。

鉄欠乏性貧血の場合は、ゆっくり進行することも多いので、最初は自覚症状が
ない人も多いのですが、徐々に貧血が進むと、皮膚の色が青白くなったり、ま
ぶたの裏側なども白っぽくなってきます。更に、体中が貧血状態になるので、
少し動いただけでも疲れてしまったり、寒さを感じやすくなったり、頭痛、め
まい、耳鳴り、動悸、息切れといった症状が現れるようになります。

とは言っても、これらの症状は特に貧血だけに起こる症状でもありませんので、
血液検査を受けて、ヘモグロビンの減少による酸素不足が生じた結果であるこ
とが確認されて、初めて鉄欠乏性貧血ということになるのです。

貧血がなかなか改善されない理由

鉄欠乏性貧血と診断され、本人にも自覚できるような症状が出るようになると、
普通は「貯蔵鉄」と言われる予備の鉄も枯渇してしまっている場合がほとんど
です。逆に言えば、この貯蔵鉄のおかげで、少々鉄が不足していても特に日常
生活に支障をきたすこともなく過ごせていたとも言えます。

        

そして、貧血の原因が鉄の不足であることがハッキリしているのだから、その
改善方法もハッキリしているのですが、なかなか改善しない人が多いのです。
その理由の1つは、鉄は食物から摂取し難く吸収率はとても限定的です。なの
で最初はサプリメントや薬剤を使って補給することになりますが、普通は吸収
率の良い空腹時に使用することになります。そのため多く摂取し過ぎると胃や
腸の粘膜に障害を来たすこともあり、服用量にも制限があります。

このような条件下での治療となるため、2~3ヶ月かけてやっと改善の兆しが
見えるというレベルになる訳ですが、そこでやめてしまう人が多いのが再発す
る大きな原因になっています。

つまり、鉄の不足は改善しても、貯蔵鉄の回復までは鉄の補給を続けなくては
ならず、その期間も更に数カ月と言われていますので、全体的には約半年かけ
て気長に治療する必要があるのです。

また、そもそもが貧血になる人は、日常の食生活などにも問題がある人が多く、
レバーや野菜が苦手という人はそれだけでも貧血の再発率が高いと言えます。

        

なので、努力の結果、貧血が改善されたとしても、それ以後もサプリメント
どで鉄の補給を続けることが、貧血を再発させない予防法として大切なことな
のです。もちろん、自覚症状のないような段階なら、その時点でサプリメント
などによる対策を始めれば、深刻な状態になる前の予防として役に立ちます。

貧血がなかなか治らないというのは、回復までに時間がかかるということと、
もともとが鉄不足になりやすい食生活によるところが大きいので、気長に積極
的に取り組むという覚悟がないと、貧血が完全に回復することは難しいのです。


  

 

 

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