全身倦怠感・息切れは貧血のサイン、対策は食事の見直しから

全身倦怠感・息切れは貧血のサイン、対策は食事の見直しから

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1.貧血の代表的な症状

一般的に貧血を知るのは健康診断などの結果であることが多いですが、実は、その時には
すでに貧血はかなり進んでいるのです。逆に、それまで普通に生活しているということで
あれば、緊急性の高い貧血ではないということでもありますので、いわゆる鉄欠乏性貧血
である可能性が高いということになります。

鉄欠乏性貧血は急に鉄が欠乏するのではなく、それ以前にすでに体内の鉄は不足している
のですが、体内に貯蔵されている鉄が不足を補う形で機能しているため、特に貧血の症状
が強く現れることもありません。これを潜在性鉄欠乏症(隠れ貧血)と言っていますが、
少しずつ体内に貯蔵された鉄が不足していく過程にある状態です。日本人の女性の約2割
(1000万人以上)が隠れ貧血であると言われています。

では、鉄が不足するとどうなるかと言うことですが、赤血球に含まれるヘモグロビンを構
成する成分である鉄が不足するため、ヘモグロビンが作れなくなり不足することになりま
す。ヘモグロビンの働きは、酸素と結合して全身に酸素を届けることです。つまり、全身
に酸素が行き渡らず酸欠状態になってしまうのです。

全身が酸欠状態になったときに現れる代表的な症状が、全身倦怠感や動悸・息切れという
ことですが、これは誰にでも想像できますね。ただ、ここでいう息切れというのは、ちょ
っとした作業(階段を上がるなど)だけでも息切れがするといった状態のことです。

             

貧血と言えば、普通はめまいや立ち眩みを考える人が多いですが、実際のところは、それ
らは貧血ではマイナーな症状で、もっとも現れやすいのが「息切れ」であると覚えておき
ましょう。

2.鉄欠乏性貧血の改善

貧血と診断されても、最初のうちは目立った自覚症状がないので、そのまま放置してしま
うことが多いですが、鉄は体内で作ることができない成分なので、食事やサプリメントな
どで気長に補充していくしか方法はありません。とは言っても、鉄サプリメントだけで良
いというものでもありません。バランスの良い食事を心掛け、毎日少しずつでも鉄を吸収
していくことが大切です。

貧血のときにダイエットなどはもっての他ですが、しっかり食べているようでも、インス
タント食品やファストフード、コンビニ弁当などでは鉄不足は解消できません。

        

鉄を多く含む食材としては、赤身肉、赤身魚、貝類などの動物性食品に含まれるヘム鉄、
緑黄色野菜や海藻類、大豆製品などの植物性食品に含まれる非ヘム鉄がありますが、吸収
率で言えば、ヘム鉄の方が圧倒的に高いので、できれば肉や魚を積極的に食べるようにす
ることです。また、同時にビタミンCを含む食品も一緒に摂ると、吸収率がアップすると
言われていますので、柑橘系のデザートをプラスしてみるのも良い方法です。

逆に、緑茶や紅茶、コーヒーなどタンニンを含むものは、鉄と結びついてしまいやすいた
め、鉄の吸収を妨げることになりますので、食中、食後に飲むのは控えましょう。

その代わりというか、鉄不足におすすめなのがヨモギ茶で、おおよそ貧血改善に必要とさ
れる成分が豊富に含まれていますし、値段的にも緑茶とあまり変わらないので、本気で貧
血改善をめざすならおすすめします。

ただ、健康診断で貧血と診断された場合は、すでに貯蔵鉄も使い果たしたあとですので、
その分も含めて鉄を増やさなければなりません。最低でも数カ月~1年程度の長期戦を覚
悟する必要がありますが、これほど長いと、いつしか初心を忘れてしまうことも少なくあ
りません。しかし、中断は決して良い結果を生みませんので、お守りとしてサプリメント
ではなく、貧血改善効果を認められた医薬品も常備しておくことをおすすめします。


 

 

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