疲れやすい、頭痛、肩こり、めまいは貧血が原因かも

疲れやすい、頭痛、肩こり、めまいは貧血が原因かも

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   貧血は全身の酸欠状態   

貧血とは血液が少なくなるのではなく、血液中の赤血球のヘモグロビン濃度が減っている
状態です。つまり、人間が活動するために必要な酸素が全身に十分行き渡らなくなること
で、全身が酸欠状態になることです。

山岳地帯の酸素が少ない地域でスポーツをすると、息切れがするという話はよく聞きます
が、日常生活でもそれとよく似た状態になるということです。

日常生活というのは、安静時は無症状ですが、階段の上り下りや掃除などの軽い運動でも
息切れがするということです。体を動かすことで増加した酸素の供給が満たせないため呼
吸困難感が現れることを言います。

             

いずれにしても、このような状態で生活していると、体が疲れやすくなり、心臓も肺も無
理を強いられることになりますので、動悸や息切れなどの症状が起こります。

すると、その延長線上には「頭痛」「肩こり」「めまい」などの症状も待っているという
ことになりますので、「疲れやすい」「動悸・息切れがする」といった症状を自覚したら
貧血を疑ってみる必要があります。

一般的には、本来は充血しているはずの眼瞼結膜(目の下の部分)が青白くなっているか
どうかを調べるのが最も簡単な身体所見とされていますが、会社での健康診断レベルでは
通過してしまう「貯蔵鉄(フェリチン鉄)」の不足で貧血症状が出ることもあります。

このような状態になっていることを「隠れ貧血(潜在性鉄欠乏症)」と言いますが、健康
診断レベルの血液検査ではフェリチン値まで測定することはありません。

疲れやすい、髪や肌のツヤが悪い、風邪を引きやすい、慢性的に頭痛・肩こりがするなど
「歳のせい」とも感じられるかも知れませんが、意外にその原因は「隠れ貧血」であるこ
とも少なくありません。

   若い女性の大半は鉄不足   

ヘモグロビンというのは、鉄を含むタンパク質のことです。なので、鉄分やタンパク質が
不足するとヘモグロビンが作られなくなるのは当然ですが、それ以外にも鉄分の吸収を助
ける働きをするビタミンCなどが不足することも貧血の原因になります。

若い女性に貧血が多いのは、偏食やダイエットによる血液成分の摂取不足、生理による出
血などが日常生活上で考えられる貧血の原因とされています。

また、10代の成長期には全身で鉄を必要としますし、生理も始まりますので、この時期
にダイエットなどという考えはNGです。1日3食しっかりと食べて「鉄」「タンパク質」
「ビタミンC」などを意識して摂取する必要があります。

             

社会人になれば、忙しいことを理由に「朝食抜き」「コンビニ弁当」「インスタント食品」
で済ませる人が増えますが、ある程度は仕方ないにしても、栄養のバランスには注意する
必要があります。どうしても難しい場合はサプリメントなどを利用しましょう。

そして、タバコはどの方面からも健康に良くないと言われていますが、貧血にとっても同
様に「百害あって一利なし」です。ビタミンCやビタミンB12を破壊するだけではなく
ヘモグロビンと結びついて一酸化炭素ヘモグロビンになり、これも酸素欠乏の原因になっ
て貧血を引き起こします。

では、高齢者の場合はどうかと言うと、もともと日常生活での動きがスロー傾向にありま
すので、貧血の症状そのものに気付きにくいということもありますが、それでも動悸や息
切れ、倦怠感などの症状があります。ただ「貧血=めまい」説を信じているような人は少
し違うかも知れません。

高齢者に貧血の症状として「めまい」が起きる場合は、短い時間で急激な出血をしている
場合に限られますので、そのような時はすぐに医師の診断を受ける必要があります。

また、高齢者になると、栄養不足も単純に摂取不足というより、胃や腸の病気が絡んでい
ることも少なくありませんので、普通の貧血であっても内科で検査を受けてみることをお
すすめします。




 

 

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