枝毛・薄毛の原因を貧血と考える人は少ない?

枝毛・薄毛の原因を貧血と考える人は少ない?

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1.貧血と髪の毛

男性と女性では、薄毛の原因は少し違っていて、男性はAGA(男性型脱毛症)、女性は
加齢やストレスが関係していると言われていますが、東洋医学では「血余」と言われるよ
うに、血の量が身体全体と深いかかわりがあり、髪の毛にも大きく関係していることを意
味しています。

つまり、男性も女性も薄毛の根底にある原因が、鉄不足による鉄や亜鉛が欠乏することで
起こる鉄欠乏性貧血と関係していることが多いのです。

             

貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンの濃度が低下することで、血液そのものが少な
くなる訳ではありませんが、酸素と結びついて全身に酸素を送り届けるヘモグロビンが不
足することで、全身が酸欠状態になってしまいます。

酸素が十分に行き渡らなくなると、動悸や息切れなど、比較的短期間で現れる症状もあり
ますが、抜け毛や発毛不良が引き起こされて、自覚するようになるまでには少し時間がか
かります。しかし、その前兆として、髪が痩せ細り、パサつき、枝毛や抜け毛が増加して
くることが多く、以前は髪の栄養不足と考えられていましたが、現代では、むしろ貧血に
よる酸素不足が深く関係していると考えられるようになっています。

髪に酸素がどのように関係するのか不思議に思われるかも知れませんが、髪とは毛母細胞
が分裂・増殖し、角化したものです。つまり、栄誉と酸素を受け取りながら代謝を行なっ
た産物であるのです。

さらに、鉄は皮膚を形成するコラーゲンの合成成分でもあるため、鉄不足は肌の健康状態
にも関係してきます。薄毛治療でよく頭皮環境を整えると言われますが、まさにその頭皮
環境を左右するのが鉄ということなのです。

なので、頭皮環境を改善する薄毛対策や、発毛・育毛と言われるさまざまな栄養剤を使用
していても、改善が見られないような場合は、一度、根本的に考え方を変えて貧血を疑っ
てみると良いかも知れません。

2.貧血の改善方法

鉄欠乏性貧血というのは、鉄の摂取不足、鉄の喪失、鉄の吸収障害の原因によって起こり
ます。近年は特に、ダイエットや外食、インスタント食品などを多用する人が多いため、
鉄分そのものが摂取不足であったり、吸収を促進するビタミンが不足していたり、とかく
貧血になりやすい環境にあると言われています。

また、鉄を多く含む食品が、あさりや煮干し魚、豚のレバーといった好き嫌いの激しい食
品に多く含まれていることや、吸収率の悪さもあって、1日わずか10mg 程度の摂取基
準にすら、なかなか到達できない人も多いと言われています。

しかし、血液検査をしても貧血判定を受けない人も多いので、自分は貧血とは無縁だと思
っているような場合は、そもそも薄毛と貧血が結びつきません。それは、鉄の70%はヘ
モグロビンに存在するものの、残りの30%近くは予備鉄として、肝臓や膵臓、骨髄など
に貯蔵されていて、必要に応じて放出され、鉄が不足しないように調整されているからで
すが、一般の健康診断での血液検査で貧血と判定される場合は、この貯蔵鉄も使い切った
ときなので、なかなか回復しないところまで来ていることになります。

         

当然、貧血改善に努めていても、それが髪の毛に反映されるまでには、さらに期間が必要
になりますので、薄毛の回復も容易ではないのです。

では、どうすれば良いのかと言えば、とにもかくにも鉄を補給することですが、吸収率を
高めるビタミンCやクエン酸、リンゴ酸なども一緒に摂取する必要があります。最初のう
ちは、鉄を含む食品はもちろんですが、サプリメントなども活用して、ともかく鉄の補給
に努めることです。

お茶やコーヒーなどに含まれるタンニンは、鉄の吸収率を下げることになりますので、食
品だけで鉄を摂取しようとするなら、これらもできるだけ控える必要があります。

また、健康にはおすすめの食物繊維も、鉄やカルシウムの吸収を妨げると言われています
し、炭酸飲料などの炭酸を含む食品も、鉄と同時摂取しないように注意が必要です。

鉄欠乏性貧血は、鉄をいかに無駄なく吸収して、増やすかだけですが、最低でも6カ月か
ら1年ぐらいの長期戦になりますので、鉄の吸収を妨げる要因にも十分な配慮が必要です。

そして、長寿命の赤血球を形成するために必要な亜鉛も不足しないようにしなければなり
ません。ただ、亜鉛の過剰摂取や鉄との同時摂取も好ましくありませんので、サプリメン
トで両方利用する場合は、時間差服用を心掛けましょう。



 

 

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