中高年の夜間頻尿は水分の摂取量と睡眠の質を考える

中高年の夜間頻尿は水分の摂取量と睡眠の質を考える

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1.中高年の夜間頻尿とは

中高年になると、運動量が減るのに食事の量は変わらないという人が多いようですが、実
は、高齢者の場合は、これだけでも水分は不足していないとも言われています。さらに、
さまざまな薬を飲んだりすることも多くなりますので、無意識のうちに水分をとっている
ことが多いのです。

しかも、運動をしないばかりか、より快適な生活空間に身を置くことが多くなり、いよい
よ水分は過剰摂取気味になることが多いのですが、それでも熱中症や脳梗塞を心配して、
水分を補給しようとします。

その状態で寝ると、普通に考えれば、夜中に1~2度トイレに行ったところで、それほど
不思議なことではありません。

また、運動量も減り、基本的に体が疲れている訳でもないのに、規則正しく寝ようとしま
すが、常に必要以上に睡眠をとっていると、ちょっとした物音や温度差などでも目が覚め
てしまいます。すると、トイレに行きたくて目が覚めるのか、目が覚めるからトイレに行
きたくなるのか、よくわからないけれど、ともかく夜間にトイレに行っているのです。

             

そこに、加齢による膀胱機能の低下なども加わってきますので、何もしなければ、夜間頻
尿はごく自然の成り行きという類のものでもあるのです。

もちろん、高齢になると、いろいろな病気が関係していることもよくありますので、単純
に水分の過剰摂取や過剰睡眠が原因と言い切れるものでもありませんが、とりあえずは、
他に不調なところがなく、夜間頻尿が気になるという場合は、まずは水分と睡眠を調整し
てみて、それでも改善されなければ、病気との関連を考えてもよいのかなと思います。

2.加齢による頻尿の改善

脳疾患や神経疾患を患っていないことを前提に、加齢が原因で尿量が増えるのは、病気と
いうレベルではなくても、血管の老化(動脈硬化)による高血圧、腎機能の低下、膀胱容
量の低下、前立腺肥大症など、いわゆる身体的機能が加齢により低下していることが主な
原因です。

そこに、水分の過剰摂取、利尿剤などの内服薬、睡眠障害などが加わり頻尿となります。

このような文言が並ぶと、またまたそれらの症状を改善する薬が欲しくなるのが日本人で
すが、とりあえずは薬から離れて、まだ現役で頑張っておられる人はもちろん、高齢者で
も動ける人は、ウォーキングなどの軽い運動をしてみることから始めましょう。時間にゆ
とりがあるなら、夕方に軽い運動をすることがおすすめです。

             

ただそれだけですが、脚のむくみ解消、ストレス解消になり、尿量を減らしたり、安眠で
きる下地が整います。

次に、昼間は普通なのに、夜間にだけ頻尿になるという人は、抗利尿ホルモンの分泌量が
低下していることが考えられます。つまり、尿を作る量を制限するホルモンが少なくなっ
たため、夜間の尿量を制限できなくなってしまっているのです。同時に、加齢により筋肉
組織の柔軟さが無くなってくると、膀胱もあまり広がらなくなるため、尿をためる量も減
ってしまいます。

これらの現象が現れてくる中年以降に夜間頻尿の問題が起きてくることになりますが、こ
のような状態に、水分の過剰摂取、過剰睡眠による浅い眠りが加わってくると、中高年の
夜間頻尿は特別なことでもなく、ごく普通に起こるべくして起こっているのです。

そこで、水分の摂取を控え、軽い運動などで熟睡できるようにするだけで、夜間の尿量は
かなり改善されることになるのですが、身体的な老化による症状には、やはりそれなりの
対策も必要です。体の老化対策としては、昔から定評のあるのが漢方で、ホルモンや膀胱
機能の低下にも漢方薬が良いと言われています。

血圧降下剤や睡眠薬では、まず頻尿が改善されることはありませんし、血圧や睡眠障害で
すら、その使用意味が疑われていることも少なくありませんので、そこのところはしっか
り押さえておく必要があります。

まとめてみますと、夜間頻尿の改善には、水分の摂取を控える、軽い運動をして睡眠の質
を高める、必要なら漢方薬で老化対策もすることです。


 

 

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