高齢者の夜だけ頻尿(夜間頻尿)の原因で多いのが実は不眠症

高齢者の夜だけ頻尿(夜間頻尿)の原因で多いのが実は不眠症

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1.高齢者の夜間頻尿の原因

夜寝ているときに1回以上排尿で起きることを夜間頻尿という、というのが夜間頻尿の定
義です。その原因としては、加齢による身体機能(抗利尿ホルモンの分泌量、膀胱容積な
ど)の低下や睡眠障害など、さまざまですが、50代以降の高齢者の半数以上がその傾向
にあるということのようです。つまり、高齢になると、多くの人が夜間に1~2度はトイ
ㇾに行っているということになります。

原因として、高血圧や糖尿病、睡眠時無呼吸症候群など、何らかの病気と関連付けたい人
が多いようですが、もともと過活動膀胱や前立腺肥大症など泌尿器科の治療や、糖尿病な
どの治療を受けているような人ならともかく、すぐに「夜間頻尿=病気」という考え方も
どうかなと思います。

もちろん、夜間頻尿により仕事に影響が出るというような場合は、真剣に取り組む必要が
あるかも知れませんが、高齢者の半数異常が夜間頻尿(夜間1~2回程度)といえば、む
しろそれほど珍しいことでもありませんので、老化現象の1つということでもいいのかな
と思います。ただし、すでに病気を指摘されている人は、それを無視して良いということ
ではありません。

それより、昼間に頻尿でなく、夜間のみという場合は、病気以外の原因を考えてみること
をおすすめします。例えば、睡眠障害というより、寝すぎによる不眠などが良い例です。
高齢になると、寝る時間が早く、運動量も少なくなります。つまり、疲れていないのに早
く寝るために、途中で目が覚めてトイレに行くというパターンです。しかも、脳梗塞など
を予防するとかの理由で、水分が不足していないのに寝る前に水を飲むといった習慣など
思い当たることがあれば、まずはその辺のところを見直してみることです。

2.夜間頻尿の予防・改善法

朝から夜間まで、常に頻尿傾向にある人は、やはり身体的な問題がどこかに生じていると
思われますので、泌尿器科や内科などを受診してみて下さい。

ただ、高齢になって夜間頻尿(昼間は普通)というような場合は、加齢による身体機能の
低下(老化現象)や生活習慣であることが多く、日常生活に支障が出るというほどでなけ
れば、生活スタイルを改めて様子見ということでいいのかなと思います。

・寝る前に水分(飲酒も含む)摂取を控える
・疲れてもいないのに早く寝ない
・寝室の温度・湿度・照明・寝具などを調整して寝苦しくない状態にする
・不必要に薬は飲まない

といったようなことから始めてみましょう。高齢者の夜間だけ頻尿の場合は、案外そのよ
うなことでも改善されることがあります。とは言っても、それ以前の問題として、生活習
慣病など内科や泌尿器科の病気を持っている人は、そちらの治療も継続することは当然で
す。そして、生活スタイルを変えても夜間頻尿が治まらない(よけいにひどくなった)よ
うな場合は、心臓などに重大な病気が発症している可能性も否定できませんので、まずは
病院で医師の診断を受けましょう。

また、加齢による機能低下による症状には漢方薬が効果的と言われていて、とくに夜間頻
尿と言えば「八味地黄丸」というほど有名な漢方薬もありますので、身体機能の老化が気
になる人は試してみても良いかも知れません。





 

 

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