ヘモグロビンA1c(HbA1c)の意味と高いときの対策

ヘモグロビンA1c(HbA1c)の意味と高いときの対策

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.ヘモグロビンA1cとは

HbA1c(ヘモグロビンA1c)という言葉を知るのは、生活習慣病が気になりだした
頃である人が多いと思います。ヘモグロビンは知らない訳でもないもののA1cとは何の
ことかわからないという人も多いと思います。

ヘモグロビンというのは、赤血球の中のタンパク質の一種のことで、酸素と結びつき、全
身の細胞に酸素を届ける働きをしていることは良く知られています。ただ、ヘモグロビン
とくっつくのは酸素だけではなく、血液中のブドウ糖ともくっつく性質があります。ブド
ウ糖とヘモグロビンがくっついた状態を「糖化ヘモグロビン」と言います。

一度、ヘモグロビンが糖化してしまうと、赤血球の寿命(約120日)が終わるまで元に
もどることはなく、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が高いほど多くの糖がヘモグロビン
と結合することになります。

このようにして結合した糖化ヘモグロビンが、血液中にどれくらいの割合で含まれている
かをパーセンテージで表したものがヘモグロビンA1c(HbA1c)なのです。

つまり、血糖とは「血液中に含まれるブドウ糖」のことで、血糖値とは「血液中に血糖が
含まれる濃度」、そして、血糖がヘモグロビンと結びついた「糖化ヘモグロビンが血液中
に含まれる割合」がヘモグロビンA1cということになります。

HbA1cは、ヘモグロビンの寿命が約120日(4か月)であるところから、過去1~
2か月の血糖の平均を知ることができるとされています。

2.ヘモグロビンA1c対策

HbA1cの気になる病気と言えば「糖尿病」ですが、正常値としては6.2%以下とされ
ています。もちろん、それだけで糖尿病と決まる訳でもありませんが、糖尿病を診断する
上での大きな基準になります。なので、目指す目標はこの「6.2%以下」になります。た
だ、HbA1c検査を自主的に受けるような時には、すでにこの数値を越えていることが
多く、いきなりショックを受ける結果になることが多いですが、その場合でもうろたえる
ことなく、現実をしっかり理解して、7%未満、8%未満を目標として対策を考えるよう
にしましょう。7%未満とは、網膜症や腎症などの糖尿病による合併症が進行しにくい値
で、8%未満とは、低血糖になりやすく、治療が難しい人の目標値とされています。

では、その目標をクリアするにはどうすれば良いかということですが、血糖値が高くても
すぐに合併症が現れるといったものではありませんので、まずは食事や生活習慣を見直す
ことから始めてみましょう。ただし、決して放置して良いということではありません。

甘いものを控えるのは当然のことですが、食事の基本は「炭水化物(ご飯、パン、麺類な
ど)を控えることと暴飲暴食を慎むこと」を徹底しましょう。と言うと、たまに完全に炭
水化物を避けようとする人がいますが、それはいけません。炭水化物は三大栄養素の1つ
ですので、完全にカットすると、今度は別の意味で体調不良の原因になります。あくまで
も「控える」ことです。難しく感じる人は「腹八分目」を目指すだけでも効果はあります。

次は、適度な運動をすることです。運動によるエネルギー消費というより、基礎代謝のア
ップによる効果がより多く期待できるようです。そして、糖を積極的にエネルギー源にす
るというサプリメントなども併用するとより効果的かも知れません。興味があれば試して
みて下さい。





 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク