血糖値が上がる原因と糖尿病の不安解消方法

血糖値が上がる原因と糖尿病の不安解消方法

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1.高血糖になる原因

高血糖や糖尿病を知るのは、健康診断などの血液検査の結果だろうと思いますが、その判
定に使われるのが、空腹時血糖値、HbA1c(ヘモグロビンA1c)で、空腹時血糖値
では126mg/dL 以上、HbA1c(1カ月の平均値)で6.5%以上というのが糖尿病
の目安になっています。他にも、随時血糖値(任意の時間での測定)で200mg/dL 以上
という診断基準もあります。

では、その血糖値とは何かと言うと、それは血液中に含まれるブドウ糖の量です。なので、
常に変化しているものですが、血糖値が上がる(ブドウ糖が増える)主な要因は糖質の摂
取です。糖質と言えば、甘い物を思い浮かべると思いますが、もちろん二糖類である砂糖
も糖質の一部で、分解のされ方に違いはあるものの、それも含めて炭水化物から食物繊維
を除いたものすべてを糖質と呼んでいます。

             

つまり、甘くないご飯やパン、麺類なども、食べればブドウ糖に変化するものなのです。

ということから、血糖値は炭水化物の摂取量で決まっていることがわかりますね。しかし、
現実は、ラーメンライスなどといった、炭水化物ばかり食べていても、ある時期までは糖
尿病と診断されることはありません。

それは、人間の体には恒常性維持機構(ホメオスタシス)が備わっていて、血糖値もある
水準に達すると、血糖値を下げるホルモン(インスリン)が分泌されて調整されます。

ところが、何らかの事情で、このインスリンの働きが低下すると、血糖値が高いままにな
ってしまいます。その状態が続くと糖尿病と呼ばれるのです。

インスリンの働きが低下する原因としては、肥満や運動不足によりインスリンの反応が鈍
くなるインスリン抵抗性、加齢や病気によるインスリン分泌量の減少や効力の低下などが
ありますが、中高年者に糖尿病が多くなる原因の大半は後者によるものです。糖尿病は治
らない病気と言われる理由がそこにあります。

2.血糖値の調整方法

糖尿病の主な原因が、インスリン抵抗性や加齢であるとすれば、中高年で糖尿病と診断さ
れた場合、まずは生活習慣を見直すことですが、特に肥満傾向にある場合は、内臓脂肪を
中心に落とすことから始めます。体重の1割も落とせば、かなり効果が出てきます。

次に、年齢相応の食生活に変えることです。特にご飯や麺類中心の生活をしている人は、
野菜などの副菜を増やすようにし、できれば総量も減らすこと(腹八分目)です。

           

運動は、いろんな面で、できる限りやるに越したことはありませんが、糖尿病の場合は、
炭水化物の摂取量で決まりますので、まずは食生活の改善です。そして、知らず知らず食
べ過ぎてしまう傾向にある人は、サラシア茶などを一緒に飲むと、血糖値の急な上昇を防
ぐことができます。

たまに、炭水化物を完全に抜こうとする人もいますが、炭水化物は三大栄養素の1つのた
め、全く摂取しないと、他の健康面で問題が出てきますので、無理な制限はやめましょう。

これは、私自身が実践している方法で、もう10年になりますが、特に悪化しているよう
なこともなく、合併症らしいものもありません。つまり、糖尿病で怖いのは合併症で、そ
のリスクを減らす努力を怠らなければ、糖尿病はそれほど怖いものでもありません。

若いころなら、インスリン抵抗性の原因を取り除くことで、完治もあり得ますが、高齢に
なってからの糖尿病は、ある意味、老化現象の1つとも言えますので、治すことを考える
より、悪化させないことを考えることです。

老眼や運動機能の低下と同じく、年齢相応の食生活に変え、正しい生活習慣を身につける
ことで、糖尿病とも上手に付き合っていくことです。


 

 

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