高齢になると血糖値は上がりやすい?その理由と対処方法

高齢になると血糖値は上がりやすい?その理由と対処方法

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1.高齢者と血糖値の関係

私たちの体は、加齢によりさまざまな機能が低下していきます。老化現象と言ってしまえ
ばそれまでですが、視力・聴力(感覚機能)や筋力(運動機能)をはじめ、心臓や肺など
の内臓機能も低下していきます。

血糖値を下げる働きをするインスリンも、脾臓の機能低下によりインスリンそのものの分
泌量が低下したり、インスリン効果が減少したりするようになります。さらに運動機能の
低下、基礎代謝量の低下などエネルギーの消費も減少しますので、高血糖(糖尿病)にな
りやすくなります。

           

若い年代では、悪い生活習慣などが原因で病気になることが多いですが、極論すれば、高
齢者の場合は普通に生活していることが病気の原因になることが多く、加齢に沿った対策
を講じることで健康状態を保つ必要があるということなのです。

例えば、さまざまな体の機能が低下してエネルギー消費能力が低下しているのに、食欲は
若い頃のままということになれば、それは高血糖(糖尿病)になるべくしてなっていると
いうことで、糖尿病を防ぐためには食事量を年齢相応に控える必要があるということです。

そのような注意をしていても、加齢とともに基礎代謝も低下して行きますので、血糖値が
高くなる人が多くなります。なので、血糖値の指標とされるヘモグロビンA1cも高齢者
の方が緩やかに設定されているのですが、一般的な糖尿病を扱う記事などでは若い人の基
準で紹介されていることが多く、ショックを受ける人も少なくありません。

もちろん、血糖値が高い場合は高齢だからといって無視して良いというものでもありませ
んが、多少高いというレベルで血糖値を下げる薬を飲むと、今度は低血糖症になるリスク
もありますので、一応の目安としては、合併症リスクが増えるヘモグロビンA1c8.0%
未満を目標にしながらも、あまり深刻に考えず、まずはできるだけ血糖値を上げない生活
をすることから始めてみるのが良いかも知れません。

2.血糖値を上げない生活

具体的にはどのような生活をすれば良いのかということですが、これも身体活動量には個
人差がありますので一概には言えませんが、食欲が旺盛な人はとりあえず腹八分目を基本
にし、特に炭水化物の摂取量を減らすことです。

とは言っても、高齢者で自炊している人は少ないようですので、調整が難しいと思われる
人は、昔から糖質の吸収を抑える働きでよく知られている菊芋(イヌリン)を振り掛けて
食べると良いかも知れません。いろいろなサプリメントなども売られていますが、私的に
はこの振り掛けるタイプのものが一番お気に入りです。ぜひ試してみて下さい。

           
次に、定期的に運動をする習慣をつけましょう。運動と言ってもハードなものではなく、
ウォーキングなどの有酸素運動が良いと言われていますので、とりあえずは散歩のつもり
で歩いてみることです。この場合もすぐに何分間歩くとか速足で歩くとか、正しい姿勢で
歩くといったことを細かくアドバイスする人もいますが、それよりもまずは歩くことが大
切ですので、他のことは少しずつできる範囲でやるというスタンスで良いと思います。

そして、熱中症や高血圧・脂質異常などとも関係してきますが、ドロドロの血液状態では
血糖も濃縮状態になりますので、適度な水分補給も習慣化することです。

糖尿病は放置して自由奔放な生活を続けていると、それはやはり最悪の事態が待っていま
すが、合併症を前提にした最悪の事態を回避するための教科書通りの血糖値対策は、たい
ていの場合はうまく行きませんので、必要以上に怖がることなく、今の自分にできること
を抜かりなくやるということでも、それほど深刻な状態にならないのかなと思っています。
実際のところ、私はそれだけで病院へも行かず10年以上生活していますが、肥満も解消
され、血糖値もあまり上がらず、むしろ以前より体調が良くなったような気がしています。

ただし、血糖値が気になって仕方ないという人は、精神的にも良くないので病院へ行って
医師の指導を受けるようにして下さい。糖尿病と診断されたら血糖値検査道具を割安で買
える特典もあるようです。


 

 

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