高齢者の血糖値上昇は当たりまえ?糖尿病は悪化を防ぐこと

高齢者の血糖値上昇は当たりまえ?糖尿病は悪化を防ぐこと

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1.高齢者に糖尿病が増える根本理由

健康診断などで、ある日突然、血糖値が高い(糖尿病)と診断されて困惑している中高年
の人は多いかも知れません。ここでいう糖尿病とは、2型糖尿病のことで、膵臓のβ 細胞
が破壊されることで起こる1型糖尿病(全体の約5%)とは違い、生活習慣によるところ
が大きいと言われている生活習慣病の1つである糖尿病のことです。

2型糖尿病は、確かに生活習慣とも深くかかわっていますが、それはどちらかと言えば、
比較的若い世代の人に多く、実際のところ、その数が急増すると言われている65歳以上
の高齢者の場合は、生活習慣が主な原因というものでもありません。

では、高齢者の糖尿病は何が原因なのかということですが、1つは老化現象です。誰でも
加齢とともに身体機能が低下します。当然、膵臓の機能も低下しますので、インスリンの
分泌量も低下します。つまり、血糖値が上がりやすくなるのです。

また、筋肉量をはじめ全身の機能が低下することで、糖の代謝量も低下しますので、やは
り血糖値が上がりやすくなります。逆に、内臓脂肪はたまりやすくなり、これもインスリ
ンの効果を妨げることにつながります。

           

さらに、高齢になると、活動量が減りますので、体内のエネルギー(ブドウ糖)消費量も
少なくなります。これも血糖値が上がる原因になります。

多少なりとも、糖尿病について学ばれた人ならすぐ理解できると思いますが、高齢になる
と、特に糖尿病のための対策をしていなければ、普通に血糖値は上がることになるのです。

なので、高齢になって糖尿病と診断されても、必要以上に驚くようなことでもありません
が、その後の対応が大切で、老化現象だからと放置してしまうと、やはり糖尿病による合
併症などは容赦なく襲い掛かります。若い人より、全身の機能が低下している分、余計に
重症化してしまいますので、できれば高齢になる前から糖尿病対策はしておくことが大切
なのです。

2.高齢者の糖尿病の悪化を防ぐ方法

糖尿病と言えば、食事内容の見直しや適度な運動など、いわゆる生活習慣の改善的な内容
になりますが、実は、高齢者の場合は、それ自体がかなり難しいことなのです。もちろん
若い人も簡単なことではありませんが、若い人の場合は、自身の気持ちの持ち方であるの
に対して、高齢者の場合は身体機能の低下や認知機能の低下など、例え理解できても、そ
れを実践できない人が多いということになります。

そこで、高齢者の糖尿病は、合併症予防に重点を置くことが大切になります。その指標に
なるのが、高齢者糖尿病の血糖値コントロール目標で、HbA1cを7%未満、空腹時血
糖値を130mg/dL、食後2時間血糖値を180mg/dL未満を目安にするというものです。

かなり大雑把な方法になりますが、本人にしっかりとした管理能力がない限り、どれほど
綿密な対策を立てても、実行不可能になりますので、まずは血糖値コントロール目標をク
リアできるような広い枠で考えます。

             

その方法は、いつもより1まわり小さな食器(特にご飯ちゃわん)で食事をすること、そ
してお茶はサラシア茶に変える、果物や果糖飲料水などはできるだけ控えるようにするこ
とです。血糖値を上げるのは炭水化物と果糖によるところが大きいので、ここを注意する
ことで、かなり血糖値を抑えることができます。

もちろん、体を動かすことが問題ない人は、散歩などの軽い運動をすることで効果はもっ
と上がります。また、サラシア茶は、ブドウ糖の吸収を抑制する効果があると言われてい
て、実際に私も血糖値を安定させるために飲んでいますが、かなり良い感じですので、間
食や食事内容の調整が難しいと思う人は、水分補給はサラシア茶としておくのも良いかも
知れません。

いずれにしても、年齢にかかわらず、糖尿病対策は「食事」と「運動」ですので、そのバ
ランスを上手にとることです。運動ができない人は、食べる量(炭水化物・果糖など)を
減らすなどして、自分流のメニューをできるだけ早く完成させることです。


 

 

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