糖尿病は合併症(重病)の原点?対策は肥満解消から

糖尿病は合併症(重病)の原点?対策は肥満解消から

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   糖尿病と肥満の関係   

糖尿病をはじめ生活習慣病と言うと、その原因は「肥満」いうことはよく知られていると
ころですが、ほとんどの人がそこからイメージするのが皮下脂肪なんですね。つまり太っ
ている人が生活習慣病になりやすいという考え方になります。

しかし、生活習慣病と関係しているのは「皮下脂肪」ではなく、腹部の内臓の周りにつく
「内臓脂肪」のことを言います。脂肪そのものの性質は同じですが蓄えられる場所による
違いでそのように呼ばれています。

           

指でつかむことができ、見た目にも脂肪の蓄積がすぐわかる皮下脂肪に対して、内臓脂肪
はCTスキャンで検査しなければ、その脂肪の実態は分かりません。

ただ、その目的だけでCTスキャン検査をするのは、費用や放射線を浴びるリスクからも
好ましいとは言えませんので、いろいろな条件を加味して考えられたのが「お腹の周りの
サイズ」という簡易測定法です。よく言われる「男性85cm、女性90cm以上」がメ
タボ判定基準とされているのです。

この数値は一応の目安ですので、腹部のサイズはそれほどでなくても、皮下脂肪が指でつ
かめないのに、腹囲はそこそこあるという場合は、判定基準以下であっても内臓脂肪が蓄
積している可能性が高いということになります。

しかし、同じ内容の脂肪なのに内臓脂肪だけがどうして生活習慣病と関係するのか不思議
ですよね。実は、皮下脂肪も多少は影響するのですが、内臓脂肪の方が代謝が活発なため
その影響が大きくなるのです。

具体的には、腫瘍壊死因子というガン細胞を攻撃するホルモンを作ります。それ自体は悪
いことではないのですが、ガン細胞の栄養源であるブドウ糖を取り込むのを妨げるという
兵糧攻めのような方法で攻撃するのです。つまり、細胞にブドウ糖を取り込むための手段
であるインスリンの効果を低下させるという方法を使う訳です。

すると、体全体のインスリンの効果も低下することになり、糖尿病の原因になるのです。

また、プラスミノーゲン活性化抑制因子も産生しますので、その血液を固まらせる作用は
血栓を作りやすくし、動脈硬化を促進したり、血圧を上昇させる原因になったりします。

これが「内臓脂肪」が増えれば生活習慣病のリスクが高くなるとされる理由です。

   内臓脂肪を減らすには   

そもそも内臓脂肪とは何かというと、エネルギーとして使われなかったブドウ糖がインス
リンの働きで脂肪細胞に蓄えられた物質なのです。

ということは、エネルギー源を過剰に摂取しない(食べ過ぎない)こと、エネルギーを使
い果たす(運動をする)ということが、内臓脂肪を減らす方法であり、それがそのまま生
活習慣病(糖尿病)対策ということになるのです。

ただ、食べ過ぎないと言っても、エネルギー源となる食品の中心は「糖質」を含む炭水化
物です。糖質が摂取されて消化吸収されるとブドウ糖に変わって血液に入り込み、さまざ
まな活動で消費されます。そして使いきれなかった分が「脂肪」として蓄えられるのです。

なので、まずは「糖質」の摂取量を減らすことですが、現役で活躍されている人は、それ
だけでも難しいことが多いようです。糖質とは甘いものだけという意味ではありません。
主食である米・パン・麺類・酒・果物など、特に加工食品などは糖質と脂肪が大半で出来
ていますので、最初に控えるのがレトルト食品、インスタント食品、ファストフードなど
ではないかと思います。

           

どうしても難しい人は、糖の吸収を抑える働きのあるサプリメントなどを利用するという
方法もありますので、まずは糖質の摂取を控えてみましょう。

次に、すでについてしまっている内臓脂肪を減らす方法は「有酸素運動」です。1日の合
計の運動時間が30分以上になるように工夫してみて下さい。有難いことに内臓脂肪は皮
下脂肪に優先して消費されます。血液中のブドウ糖が不足すれば内臓脂肪から先にエネル
ギーとして使われますので、比較的簡単に落とせてしまうものでもあるのです。

しかし、それができていないから内臓脂肪が蓄積していると考えれば、当の本人にはかな
り高いハードルなのかも知れませんね。(笑)

糖尿病は歩いて治すという言葉もあるように、毎日「歩く」ことから始めてみましょう。




 

 

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