足が無くなる?糖尿病性壊疽は誰にでも起こる!

足が無くなる?糖尿病性壊疽は誰にでも起こる!

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糖尿病性壊疽とは

世界の糖尿病患者数は4億人とも言われていますが、こうなると糖尿病は「先進国におけ
る飽食の病」という単純なものではなく、国情を問わず、全世界のあらゆる地域で全人類
に発症する病気ということになります。

糖尿病とは、簡単に言うと「血液中のブドウ糖が多い状態」です。これだけでは特に問題
がないようにも思えますが、実はこのような状態が続くことで「神経障害」や「血管障害」
「免疫力低下」などが複合的に作用して糖尿病によるさまざまな「合併症」を引き起こす
ことになり、それが大きな問題になっているのです。

そのような合併症の1つに「糖尿病性壊疽」というのがあります。最初は靴擦れなどの些
細な傷が治り難く、潰瘍へと進行して、やがて壊死してしまい、最終的には「足を切断」
してしまわなければならなくなるというものです。

と言うと、それは最悪の場合だろう?と考える人も多いと思いますが、確かにそういうこ
とではあるのですが、2005年といいますからもうかなり前の報告ですが、世界的な医
学誌「ランセット」によれば、世界で30秒に1人の割合で、糖尿病が原因で足を無くし
ているというのです。

         

糖尿病は、それ以後も増え続けていますので、現在では更に加速していることになります。

日本だけで見てみると、2016年の糖尿病患者は1000万人と言われていますが、糖
尿病予備群も同じ数いて、国民の5人に1人が糖尿病という数字を見ると、もはや他人事
とも言ってられませんよね。

糖尿病性壊疽の起こり方

糖尿病になると、神経が鈍くなる(神経障害)が起こります、そして血管が細くなる(動
脈硬化)、病原菌に弱くなる(免疫力低下)といった症状が現れます。そして、これらの
条件が絡み合ったとき「壊疽」が起こりやすくなるのです。

つまり、神経障害により感覚が鈍くなり、わずかな傷などに気付かず見落としてしまい、
免疫力の低下で悪化します。更に、血管障害で必要な酸素や栄養が行き届かなくなり回復
も遅れます。このようにして壊疽が進んでいくのですが、気が付いたときにはもう手の施
しようがないということも少なくないのです。

糖尿病性の潰瘍に気付いたときは、躊躇せず医師の診断を受け治療することが重要ですが、
それ以前に、糖尿病と診断されたら、足を失うリスクを常に負っていると自覚して、少し
でもそのリスクを軽減する努力をしなければなりません。

          

炭水化物の好きな人でも、摂取量を必要最小限に抑えるとか、それでも難しければ最低で
も糖質の吸収を抑えるサプリメントなどを活用するとか、運動をして糖分の消費を増やす
とか、いずれにしても血液中のブドウ糖の量を少しでも下げる努力をすることです。

特に、水虫や陥入爪などに誘発されて発症することも少なくありませんので、早期発見も
兼ねて傷になる前から日常的にフットケアを行うことが大切です。

糖尿病の三大合併症の中でも、末梢神経障害は比較的早く発症すると言われていて、糖尿
病と診断された患者の半数近くが併発すると言われているのですが、どちらかと言うと、
網膜症や腎症などの血管障害の検査に比べて客観的なものが多いためか、神経障害を自覚
している人が少ないというのも問題になっているのです。

なので、糖尿病と診断されたら、自覚していないような足部の傷や変形を発見したら、で
きるだけ早目に専門医の診断を仰ぐことです。


 

 

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