「夜間頻尿原因」一覧

夜中に１回以上トイレに行くことを夜間頻尿と定義されています。ただ、回数はともかく、その原因が膀胱にあるのか、睡眠にあるのかを知ることが大切です。

５０代以上の高齢になると、半数以上の人が夜間に１～２度はトイレに起きているということですので、病気というより老化現象の１つとも言えます。

頻尿とは尿の回数が多いと感じることを言います。１日の排尿回数８回が目安ですが、実際の回数というより、本人が排尿の回数が多いと感じているかどうかです。

加齢とともに膀胱の機能が低下して、尿を溜める量が減ってくることや、ホルモンバランスの乱れで抗利尿ホルモンの分泌が少なくなったりすることで夜間頻尿になります。

夜中に排尿で起きなければならない症状のことを夜間頻尿といいますが、中高年の皆さんの排尿に関するトラブルでもっとも多い症状と言われています。

高齢者の夜間頻尿は、排尿をコントロールする自律神経の機能低下、抗利尿ホルモンの働きの鈍化、脳梗塞予防のための就寝前の水分補給なども原因になっていたりします。

加齢が原因の頻尿は、動脈硬化、腎機能の低下、膀胱容量の低下、前立腺肥大症などの身体的機能の低下に、水分の過剰摂取、薬の服用、睡眠障害などが加わることで起こります。

一般的に、排尿でトイレに行く回数が８回以上とか、就寝中に２回以上になると、頻尿とか夜間頻尿とされていますが、それは一応の目安として、自分が気になるほど排尿回数が多いかどうかが問題です。

高齢になると、老化による全身機能の低下で生じる問題の１つに夜間頻尿があります。夜間頻尿の原因としては、加齢による膀胱機能の低下や抗利尿ホルモンの分泌量の低下などが関係していると言われています。

加齢による頻尿の原因の１つは、自律神経の機能低下による、排尿コントロールの不具合で、尿の量が十分溜まっていないの膀胱が収縮して、急に尿意を感じてしまうという過活動膀胱の症状が現れやすくなります。切迫性尿失禁の原因になります。

自律神経が乱れると、尿意を調整する機能に狂いが生じ、過活動膀胱やそれに伴う尿意切迫感により、急な尿意、失禁、残尿感、排尿困難などの症状が起きることがあります。夜間に分泌される抗利尿ホルモンに影響すると夜間頻尿になります。

中高年の夜間頻尿は、加齢により夜間の尿量を減らす抗利尿ホルモンの分泌が低下したり、尿を濃縮する腎臓の機能が衰えることで起こります。水分の過剰摂取や、高血圧、心臓病などの薬も原因なります。夜間頻尿で熟睡できないか睡眠が浅いから夜間頻尿かも調べる必要があります。

加齢による尿トラブルで多く見られるのは、頻尿の原因になる過活動膀胱、尿漏れの原因になる骨盤底筋のゆるみ、尿が出にくい原因になる前立腺肥大などがあります。更に、年齢を問わず細菌の感染による膀胱炎も頻尿の原因になりますが、これらを単に老化で済ませてはいけません。