高齢者の夜間頻尿は老化現象?対策は日常生活の見直し

高齢者の夜間頻尿は老化現象?対策は日常生活の見直し

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1.高齢者の夜間頻尿の原因

高齢になると、夜中にトイレで目が覚めるという経験をする人が多くなりますが、この傾
向は日本人だけではありません。世界的な調査でも、加齢とともに夜間頻尿になる人が多
いという結果が出ているようです。

夜間頻尿は、前立腺肥大や過活動膀胱などが原因であることも少なくありませんが、それ
らも含めて、加齢による老化現象と考えると納得できます。つまり、加齢により腎臓の機
能が低下したり、糖尿病などの生活習慣病を患っていたり、運動不足などで体が疲れてい
ないのに早く寝ることによる睡眠障害など、泌尿器官以外の問題もかかわっていることが
多く、その原因が加齢による老化現象であることも十分考えられます。

           

高齢になると、排尿をコントロールする自律神経の機能が低下したり、抗利尿ホルモンの
働きが弱くなったり、さらに、脳梗塞予防のために就寝前に水分を補給するといった、医
学的には何の根拠もないことに一生懸命励んでいるようなことも夜間頻尿の原因になって
いたりします。

このように考えると、高齢者の夜間頻尿は当然と言えるかも知れませんが、だからと言っ
て、それで良いということにはなりません。高齢者のは夜間頻尿は、回数が増えるほど転
倒リスクも増えますし、生活の質の低下をまねく心臓血管系の病気が増えるといった研究
データもありますので、できる限りの対策はしておくに越したことはありません。

もちろん、前立腺肥大や過活動膀胱といった病気を発症している場合は、そちらの治療も
受ける必要があります。

2.老化による夜間頻尿対策

高齢になれば、体全体の機能が低下するため、夜間頻尿は起きやすい症状ということを前
提にした生活に切り替えることから始めます。

まだ体の自由がきく人は、軽い運動をして筋肉を鍛えたりするだけでも、かなりの効果が
期待できます。よく膀胱や骨盤底筋を鍛えると良いとか言われますが、それができれば問
題ありませんが、実際はほとんどの人があきらめてしまいます。

しかし、安心して下さい。手足の運動をするだけでも、膀胱や骨盤底筋の筋肉も一緒にパ
ワーアップしますので、特定の場所にこだわることもなく、まずはウォーキングやストレ
ッチなど、何から始めてもかまいません。体を動かす習慣をつけることが大切です。

           

運動を習慣化することで、精神的なストレスも解消されて自律神経のバランスも整ったり、
適度な疲労感から睡眠の質も上がります。睡眠の質というのは意外に大切で、夜間頻尿の
大きな原因の1つに中途覚醒があります。つまり、トイレに行きたくて目が覚めるという
より、目が覚めたからトイレに行きたくなるという状態で、その主な原因が、運動不足に
よる疲労と睡眠時間のアンバランスと言われています。

そして、熱中症が懸念されるような暑い日はそれなりの水分補給も必要ですが、夜間頻尿
に悩む年代の人は、食事以外の水分補給量は1日に1000~1300cc程度で十分と
言われていますので、むしろ不必要な水分補給には注意しましょう。

これらを実践するだけでも、かなりの効果が期待できますが、やはり加齢とともに衰えた
体の機能にも配慮したいところです。昔から、夜間頻尿をはじめ、加齢による体の機能低
下による諸症状の改善に定評のあるのが八味地黄丸です。余裕があれば、試してみて損の
ない漢方薬だと思います。


 

 

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