高齢者の頻尿の原因は加齢による機能低下と習慣的なものが多い

高齢者の頻尿の原因は加齢による機能低下と習慣的なものが多い

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1.高齢者と頻尿

頻尿とは、尿の回数が多いと感じることを言いますが、その目安として1日の排尿回数が
8回とされています。つまり、実際の回数というより、本人が排尿の回数が多いと感じて
いるかどうかの問題で、一般的には1日8回以上になるとそう感じる人が多いといったと
ころです。

頻尿の原因としては、泌尿器系の病気や糖尿病などの生活習慣病、婦人科系の病気などが
ありますが、特にそのような病気が指摘されていることもなく、ただ加齢とともに頻尿に
なってきたという場合は、加齢による機能低下、水分の過剰摂取、体の冷えなどが原因に
なっていることが多いのです。

             

加齢による膀胱機能の低下で、尿を十分に溜められなくなったり(膀胱の収縮率の低下、
過活動膀胱など)、夜間の尿量や睡眠を調整するホルモンの分泌量の低下で睡眠障害・夜
間頻尿などが増えたりします。また、不安や緊張などの精神的なストレスによる頻尿(心
因性頻尿)であることもよくあり、どこも悪くなく、尿量も正常であるのに何度もトイレ
に行くといった症状(日中にのみ起こる症状)です。

そして、意外なほど単純なことですが、熱中症や脳梗塞・心筋梗塞のリスクを減らすため
の方法として、水分を摂り過ぎていたり、運動量の不足から筋力が衰えて体が冷えやすく
なっていたりすることでも頻尿になります。

特に病気を指摘されている訳でもなく、トイレに行く回数が増えたというだけなら、ある
意味老化現象の1つとも言えますので、それほど深刻に考えることもなく、まめにトイレ
に行くということで良いのかなと思います。

2.頻尿の改善法

高齢者の頻尿は、老化現象の1つと捉えると気分的に楽になります。もちろん、他の頻尿
に関係する病気がある場合は、そちらの病気の治療はしなければなりませんが、ただトイ
レの回数が多くなったというだけなら、それほど気にするようなものでもありません。

よくわからないという人は、泌尿器系・婦人科系・内科など、一番気になる診療科を受診
してみて下さい。それだけでも、どこか悪いのではないかと思う気持ち(ストレス)がな
くなり、頻尿そのものが気にならなくなることもよくあります。

何も病気らしいものがないとすれば、一般的には、水分の摂取方法を見直してみる、特に
カフェインを多く含むお茶やコーヒー、利尿作用のあるアルコールなどの摂取量や摂取方
法は見直してみる必要があります。

             

次に、高齢になると、温度の変化に鈍感になりますので、体を冷やさないように注意する
ことです。まだ体が自由に動かせる人は、軽い運動(ウォーキングなど)がおすすめです
が、それが無理でも、保温性の高い素材の肌着など(特に冬場)を着用したり、腹巻やカ
イロなどを活用して、できるだけ体を冷やさないようにしましょう。

また、加齢による機能低下は致し方ないにしても、昔から、加齢による頻尿や冷え、多尿、
夜間頻尿などで、高く評価されているのが八味地黄丸です。余裕があれば試してみても良
いと思える漢方薬です。


 

 

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