頻尿と過活動膀胱の違いは症状と病名の違い

頻尿と過活動膀胱の違いは症状と病名の違い

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   頻尿と過活動膀胱   

トイレが近くなる病気と言えば過活動膀胱を思いつく人が多いようですが、トイレが近く
なると言っても、いわゆる「頻尿」「尿意切迫感(急に尿意を覚える)」「切迫尿失禁」
など、いろいろな病態があります。つまり、共通の病態を示しながらも原因が特定できな
い症状の集まりである「症候群」というのが過活動膀胱の病名になります。

もうお分かりですね。過活動膀胱症候群という病気の1つの症状に頻尿という症状があり、
さらに、頻尿にも昼間頻尿と夜間頻尿の症状があるということですが、切迫尿失禁などの
他の症状も過活動膀胱症候群の1つの症状なのです。

             

とは言っても、頻尿=過活動膀胱ということでもありません。例えば、冷房のよく効いた
部屋での仕事や冬の季節などの寒冷刺激による頻尿などは過活動膀胱の症状とは違います。

また、電車に乗ると必ずトイレに行きたくなるものの、それ以外は正常といった感じの神
経性頻尿も過活動膀胱の症状ではありません。

しかし、40歳以上の男女で8人に1人が過活動膀胱の症状があると言われているほど、
身近な病気でもある過活動膀胱の原因とは何でしょう。

尿は腎臓で作られて膀胱に溜められます。そして、膀胱がいっぱいになると、膀胱が縮み
尿道を通って外に排出されます。ところが、尿がいっぱいになる前に膀胱が勝手に縮んで
急に尿意が起こり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまう(切迫尿失禁)ようなこと
が起こります。これが過活動膀胱と言われるものです。

よく似た症状が出るものに膀胱炎という感染症がありますが、これは尿道から細菌が入り、
膀胱で感染して炎症を起こした結果、頻尿の症状が現れるものですが、排尿時の痛みや残
尿感などの症状を伴う点で違いがあります。

   頻尿を改善するには   

頻尿の基準としては、1日8回(昼間7回、夜間1回)以上とされていますが、これはあ
くまでも目安で、実際は本人が多いと感じるかどうかで判断して下さい。

その際には、気温や神経性、細菌性の他に、単純に水分の摂り過ぎなども考慮し、まずは
身体を冷やさないようにします。冷えは血流を低下させ、膀胱の機能も低下させますので
正常時のように尿を溜めておくことができなくなります。逆に、腹巻やカイロなどで膀胱
周辺を温めることは効果的です。

また、よく知られているところですが、カフェインなど利尿効果のある飲み物は控えるよ
うにします。特に夜間頻尿で悩んでいる人は、寝る前に飲むことは控えましょう。

    

中年以降の女性は、骨盤底筋や膀胱を鍛える訓練をすることも、トイレの回数を減らした
り、尿漏れなどの対策にもなります。男性の場合に多いのが前立腺肥大症で、膀胱周辺を
圧迫することで頻尿や残尿感などのトラブルが起こります。そのため、男性の頻尿と言え
ば、ノコギリヤシなどを勧める人が目立ちます。

しかし、昔から男女の頻尿や膀胱のトラブルに定評のある八味地黄丸という漢方薬は、サ
プリではなく医薬品として、その効果が認められているので、尿トラブル全般として何か
を探すならこれかなと思います。

いずれにしても、中高年以降には、尿トラブルは大なり小なり避けて通れないようなとこ
ろがありますので、これまでとはちょっと違う経験をしたと感じた人は、早めに対策を始
めておくことです。決して無駄になることはありません。


 

 

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