女性特有の口臭とは
一般的に口臭と言えば男性がやり玉にあげられますが、それは男性の方が女性
よりも口臭には無頓着で目立ちやすいということで、口臭は男性・女性のどち
らにもあります。
更に、女性には特有のものもあると言われているのですが、ご存知でしょうか？
つまり、生理的口臭、病的口臭にプラス女性特有の口臭があるということなん
ですね。と言えば、もうおおよその見当がつくかと思いますが、女性ホルモン
と関連した口臭ということになります。
なので、もうひとつ別のタイプの口臭というよりは、生理的口臭に女性の場合
はもう１つ口臭の種類が多くあるというところかも知れません。
いずれにしても、女性ホルモンのゆらぎと深くかかわっており、その原因は、
女性ホルモンの分泌量が減ると唾液の分泌量も減ってしまうため、口臭が強く
なるということのようです。すなわち、生理前や生理中、妊娠中、閉経前後に
この口臭の傾向が多くなるということなんですね。
ただ唾液が減るだけのことではあるのですが、唾液は口臭を抑えるためにはと
ても重要で、口の中を清潔に保つ自浄作用があるだけではなく、口内細菌に対
しても抗菌作用を持っているためです。
そしてまた、この時期には精神状態も通常とは違ってイライラしたり不安定な
状態だったり、体調もどことなく不調だったりと、口臭が発生する条件がいろ
いろ重なることになるのです。
しかし、それ以上に女性ホルモンの減少が大きく影響するのが更年期で、５０
歳を境に前後１０年くらいの期間が更年期と言われていますが、その前後も含
め、女性ホルモンの減少による口臭の原因にプラス自律神経のバランスの乱れ
も加わり、交感神経が優位に働くとネバネバした唾液が分泌されることになり、
唾液で口臭を抑えることができなくなって、これまで口臭など気にしたことが
なかった人でも意識するようなことが起こるのです。
女性特有の口臭対策
生理中や更年期の症状として現れる口臭は、原因がはハッキリしているので、
対策もそれほど困難なことでもありませんが、問題はどのようにするのが最も
効果的かということなんですね。
もちろん、唾液以外にも他の原因も絡んでいることがありますが、口臭の最大
の原因は唾液ということなので、唾液にフォーカスしてみますと、ドライマウ
スの改善方法と口内細菌の増殖阻止の２つが考えられます。
ドライマウスを改善するには、水分をこまめに摂る、ガムを噛む、そして穏や
かな精神状態を保つことなどがあります。しかし口臭に悩み過ぎてストレスが
増えると、それ自体が口臭の原因になることもありますので注意が必要です。
口内細菌の増殖を阻止するには、うがい薬や口臭スプレーなどを使うのが主流
ですが、最近、あの「強力わかもと」でおなじみの『わかもと製薬』が開発し
た、生きた乳酸菌と茶カテキンを特許配合したオーラルタブレットを販売して
かなり話題になっていますので、何か良いものをと考えておられるなら、ここ
は「ＷＢ２１乳酸菌と高活性茶カテキン」という製薬会社が本気で作ったタブ
レットを試してみるチャンスかも知れません。