高齢者の背中の強い痛みは脊椎圧迫骨折?要チェック骨密度!

高齢者の背中の強い痛みは脊椎圧迫骨折?要チェック骨密度!

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1.脊椎圧迫骨折とは

骨折と言えば「激痛」というイメージですが、圧迫骨折は痛みなどの症状があまり現れる
ことがなく、本人も気付いていないことが多いと言われる骨折です。ただ、背骨のどこか
に圧迫骨折が生じると、他の骨に負担がかかるため、やがては複数の骨に骨折が起こる確
率が高く、背中が曲がる、背が縮む、背筋が伸ばせなくなるといった自覚症状が現れるよ
うになりますが、それ以上に問題なのが、身体のバランスが悪くなって転倒リスクが増え
ることです。

脊椎圧迫骨折は、本来は若い人が高いところから落ちて臀部を強打したようなときに生じ
るものとされていましたが、高齢化社会の到来により「骨粗しょう症」になる人が増えた
ことも背骨の圧迫骨折の原因になっています。骨粗しょう症の人は、後方に転倒して尻も
ちをついたり、布団など重いものを持ったり、畑作業や草むしりなどの軽作業でも骨折し
てしまうことがあると言われています。また、寝たきりになってしまうことが多いと言わ
れる大腿骨骨折をした人の80%が過去に背骨の骨折をしているというデータもあります。

圧迫骨折に早めに気付いて、適切に対処することがその後の人生に大きな違いをもたらす
ことになりますので、特に更年期以降の女性で、背中や腰が曲がった・背が低くなった・
立ち上がるときに背中や腰が痛む・壁を背にして立ち、かかと、尻、背中を壁につけ、正
面を向いたときに後頭部が壁につかない、といったことに気付いたら、一度、整形外科を
受診してみることをおすすめします。

2.圧迫骨折の対処法

圧迫骨折のなかでも、神経に障害を起こす「破裂骨折」の場合は至急手術をする必要があ
りますが、基本的にはコルセットなどを使って安静にし、骨が形成されるのを待つ(保存
療法)になります。ただ、骨粗しょう症が関係している場合は、それ以外にも骨粗しょう
症の悪化を防ぎ、骨を強化することも考える必要があります。

高齢者の骨折の大半は骨粗しょう症が関係しているとも言われていますので、骨折治療が
終わりに近づいたら骨強度を上げるようにしましょう。骨粗しょう症の判定は病院でも行
いますので、結果に基づいた骨を強化するプランが示されますが、主に薬品によることが
多いので、それ以外にも自分でできることをする必要があります。


まずは食事の見直しです。カルシウムを中心にしたミネラル類やビタミンD・Kの多い食
事内容を心がけるようにします。難しいと思う人はサプリメントを活用しましょう。

次は、運動です。運動はいろいろありますが、骨密度を上げるにはウォーキングがおすす
めです。週150分以上のウォーキングをめざして下さい。骨を強化するためには、栄養
だけではなく、骨に負荷をかける必要があります。無理なくコンスタントに負荷をかける
ことができるウォーキングは非常に効果的です。それだけではなく、骨粗しょう症の人が
圧迫骨折を起こす原因の1つである肥満解消にも役に立ちますし、足の筋力も強化されて
バランスも良くなりますので、転倒リスクの減少にもつながります。

ウォーキングが難しい場合は、室内ででも「かかと落とし」や「片足立ち」、「スクワッ
ト」、「しこ踏み」など、自分にできるものを探してみましょう。病院で処方される薬だ
けでは、ある程度の骨量は増やせても「骨の強化」まではできません。





 

 

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