高齢者の背中の強い痛みは脊椎圧迫骨折?要チェック骨密度!
骨折と言えば「激痛」というイメージですが、圧迫骨折は痛みなどの症状があまり現れることがなく、本人も気付いていないことが多いと言われる骨折です。
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骨折と言えば「激痛」というイメージですが、圧迫骨折は痛みなどの症状があまり現れることがなく、本人も気付いていないことが多いと言われる骨折です。
更年期にはあまり自覚されない症状として「骨密度の低下」があります。骨密度は加齢とともに減少するものですが、女性ホルモンのエストロゲンとも深く関係しています。
骨の強さは骨密度だけではなく、骨質も関係しています。一般的には、骨密度70%、骨質30%とも言われています。
骨密度とは、カルシウムやリンなどの骨を構成するミネラルが定められた体積あたりに含まれている量(骨量)を計算して数値化したものです。
ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称です。骨や関節、筋肉など、体を動かす機能が低下することで、日常的な生活に支障をきたしているような状態のことです。
更年期の女性ホルモンの減少は、女性の体内で静かに骨密度を減少させ、骨粗しょう症による骨折などを引き起こします。更年期障害は約10年ですが、骨折は一生の問題になります。
女性の場合、更年期以降には高密度が低下して骨粗しょう症になる人が多いと言われていますが、あるデータでは体重60kg未満の人は、60kg以上の人に比べて低骨密度になる確率が4倍近いとされています。
骨密度が減少する原因としては、加齢による内臓機能の低下によるカルシウムなどの吸収力そのものの低下や、吸収を助けるビタミンDの体内生成能力が衰えること等によるものですが、女性の場合は更年期から一気に骨密度の低下が加速します。
骨密度が低いと言われると、牛乳などの乳製品を考えますが、実は、強い骨=牛乳ではなく、逆に骨を弱くしてしまうリスクさえあると言われています。そろそろ骨と言えば乳製品という骨の健康法、牛乳神話から卒業しても良い時かも知れません。
骨密度の低年齢化の原因は、塾やゲームなどの普及で、外に出る時間が少なくなり、日照時間減少によるビタミンDの不足。運動不足による骨密度の低下。インスタント食品やファーストフードなどが増えて栄養が不足していることなどです。
圧迫骨折の主な原因は骨粗しょう症と言われていますが、骨粗鬆症とは骨の新陳代謝(骨代謝)で骨形成と骨吸収のバランスが崩れて骨がスカスカ状態になることを言います。更年期以降の女性に多く見られる症状ですが、高齢男性にも起こる老化現象の一種です。
骨は骨吸収と骨形成を繰り返す骨の新陳代謝で常に新しく生まれ変わっていますが、そのバランスが崩れ骨形成速度が骨吸収速度に追い付かず、骨に隙間ができる症状のことを骨粗しょう症と言います。骨の中がスカスカで、ちょっと転んだり、ぶつかったりするだけでも骨折しやすくなる状態です。