骨粗しょう症で最も多い「圧迫骨折」の症状と原因とは

骨粗しょう症で最も多い「圧迫骨折」の症状と原因とは

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圧迫骨折の1割は寝たきりになる?

骨粗しょう症とは、骨密度が低下した状態というのが一般的な説明ですが、骨密度が低下
するというのはどういうことかというと、骨の古くなった部分を吸収する「破骨細胞」と、
そこを新しい骨で埋める「骨芽細胞」のバランスが崩れ、新しく作られる骨より、壊され
る古い骨の方が多くなることで、新陳代謝のバランスが崩れて骨の量が低下し、スカスカ
の状態になってしまうことです。

このような骨の新陳代謝の状態を示すのが「骨密度」というのですが、骨の強度はそれだ
けではなく、それを支えるコラーゲンなどの強さ、つまり骨そのものの強度である「骨質」
も加わって骨の強度は決まることになります。

圧迫骨折というのは、背骨がつぶれたように折れてしまうこで、その主な原因が「骨粗し
ょう症」と言われています。

圧迫骨折と言うと女性の骨折のような印象がありますが、男性にも起こります。人数では
女性より少ないですが、70歳以上の男性の1割程度の人に圧迫骨折が発生しています。

圧迫骨折の直接の動機は「転んで尻もちをつく」「背中に衝撃が加わった」などの原因が
あげられますが、実はそれ以前にすでに骨の強度が低下していて、もろくなってしまって
いることが多いのです。なので、特に衝撃が加わらなくても、自身の体重に耐えきれなく
なるほど骨の強度が低下した場合は、気付かないうちに骨折していることも多く、困った
ことにそのような場合は「痛み」などの症状もないため、骨折が複数個所に拡大していく
ことになります。

          

すると、背中が曲がったり、体のバランスが悪くなって、転倒しやすくなったりすること
で大腿骨骨折などの寝たきりにつながってしまうことにもなります。事実、大腿骨骨折の
約80%の人に圧迫骨折の症状があり、ただそのことに気付いていなかっただけというデ
ータもあるのです。

圧迫骨折は症状に気付くことが大切

圧迫骨折を自己診断する方法としては、壁を背にして立ち、壁に背中、尻、かかとをつけ
て正面を向いたとき「後頭部が壁につかない」場合は、圧迫骨折の疑いがあります。

それ以外にも、「背が縮んだ」「背中が曲がった」「立ち上がるとき背中や腰が痛む」と
いったことや、背中が曲がることで「食欲不振」「吐き気」「便秘」「痔」「息苦しさ」
などの症状も出ることがあります。

また、自覚できる症状としては、「家事が難しい」「頭上のものに手が届かない」「階段
を続けて登るの厳しい」「数キロの物を持ち上げるのが辛い」といったこともあるようで
すので、どれか1つでも当てはまることがある場合は、できるだけ早めに対策を考えるこ
とが、圧迫骨折の拡大を予防することにつながります。

では「骨粗しょう症」を自覚したら、どうすれば良いかというと「骨密度を増やして骨を
丈夫にすること」ですが、その方法は「運動」「食事」を基本に、必要なら医師の診断を
受けて「薬品」も使うということになります。

まず、「骨は衝撃によって作られる」ということを知らなければなりません。つまり骨を
丈夫にするためには「運動」は絶対条件です。可能ならジャンプやジョギングなど少しハ
ードなスポーツが効果的ですが、そもそも骨粗しょう症になる年齢の人には逆効果になる
こともありますので、ここはまず「ウオーキング」から始めてみるだけでもかなり効果が
期待できますので、まずは何もしないということから一歩前進することです。

          

よく背筋を伸ばしてリズミカルにとか言われますが、まずはそんなことより「歩くこと」
が大切なのです。あれこれ理想ばかり考えていると、それだけでもやる気がなくなります
ので、とりあえずは何も考えないで「歩く」ことから始めてみましょう。

次に、食事としては「カルシウム」の摂取を考えたくなりますが、それだけではなく「ビ
タミンD」「ビタミンK」「タンパク質」「ビタミンB」などの栄養素も必要です。

しかし、これらを食事だけで不足なく摂取するのは、それが原因で骨密度が低下している
人にはかなり難しいのでサプリメントなどを利用するのが賢明です。

いずれにしても、できるだけ早期に骨粗しょう症を発見し、骨折を予防する対策を考える
ことが、将来の寝たきりを回避する有力な手段になるのです。

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