椎間板の劣化が原因で起きる椎間板ヘルニアの症状と予防法

椎間板の劣化が原因で起きる椎間板ヘルニアの症状と予防法

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1.椎間板ヘルニアの症状

椎間板とは、背骨を構成する椎骨と椎骨の間にあってクッションの役割をしている軟骨性
の組織のことで、20代から少しずつ劣化が始まります。つまり、徐々に弾力性がなくな
り、硬くなって衝撃を吸収する働きが低下して行くことになるのです。そのようなところ
に、急に大きな負荷がかかったり、長時間にわたり腰に負担がかかるような状態を続けて
いると、椎間板が押しつぶされて痛覚神経を圧迫することで痛みやだるさが現れます。

主な症状としては、しびれ、痛み、脱力感、感覚の低下、排尿・排便障害などですが、前
かがみの動作(靴下を履くなど)をしたときに痛みが生じることが多いのが特徴です。特
殊な例としては、じっとしていても痛みを感じたり、特に痛みを感じない場合もあったり
するようですが、首にヘルニアが起きた場合は、重症化すれば歩行障害や尿失禁などの症
状につながる脊髄神経を損傷している可能性もありますので、早めに整形外科を受診して
下さい。

椎間板ヘルニアというと、腰痛というイメージですが、背骨とは首から腰まで椎骨が連な
った長いもので、首から腰に至るまでどの場所にでも発生する可能性はあります。一般的
には、その発生場所によって「頚椎椎間板ヘルニア」「腰椎椎間板ヘルニア」「胸椎椎間
板ヘルニア」などに分類されています。

原因は、加齢や生活習慣などの環境的な要因によることが多いため、どちらかと言えば、
病気というよりは転んでケガをしたといった感じの症状になりますので、日頃から背骨に
余分な負担をかけないような生活を心がけることが大切です。具体的には「肥満」「悪い
姿勢」「反復する運動」などです。

また、あまり関係なさそうですが、喫煙も椎間板ヘルニアと関係していると言われていま
す。直接ヘルニアを発生させる訳ではありませんが、喫煙により毛細血管への血流が悪化
することで、椎間板の再生速度を遅らせることになり、結果、ヘルニアを引き起こしやす
くなってしまうということのようです。

2.椎間板ヘルニアの予防

椎間板ヘルニアを予防するには、まずは「長時間立ったまま」「長時間座ったまま」「同
じような動作を反復する」といった環境にある人は、年齢相応の範囲で行い無理をしない
ことが大切です。具体的には、店頭販売員、警備員、事務職員、長距離ドライバーなどで
すが、仕事が直接椎間板ヘルニア引き起こす職業として、土木作業員、配達業者、引っ越
し業者、看護師、介護士、農業従事者などに携わる人は常に注意する必要があります。特
に20代~50代の働き盛りの男性は要注意です。10代はまだ老化する時期ではなく、
60代以降は逆に椎間板が固くなって潰れにくいことから、椎間板ヘルニアは起きにくい
傾向にあるためです。

また、痩せている人は腰を支える力が弱く、背の高い人も前傾姿勢をとったときに上半身
を支えるための腰の負担が大きくなるため、椎間板ヘルニアになりやすいと言われていま
す。そして、以前に何らかの腰のケガや障害を起こしたことのある人も繰り返しやすいと
されていますので注意しましょう。

そこで、実際にやるべきことは、肥満解消と筋力強化が一緒にできるウォーキングなどの
軽い運動を継続するようにしましょう。同時に姿勢の改善もめざしたいなら足指パッド
つけて歩くと効果的です。ヘビースモーカーの人は、これを機に禁煙することも考えてみ
ると良いかも知れません。

まとめると、同じ姿勢を長時間続けないように工夫する、肥満を解消する、腰に負担がか
かる仕事をしている人は常に腰を意識する、軽い運動で筋力強化をする、正しい姿勢を保
つ努力をする、禁煙をするなど、すぐにできるところから始めてみましょう。





 

 

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