膝関節がパキパキ鳴る時の関節への影響と対策

膝関節がパキパキ鳴る時の関節への影響と対策

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1.膝のパキパキ音の原因と影響

膝がパキパキ鳴るという場合、いわゆるお皿と言われる膝の全面部で鳴る音のことだろう
と思いますが、それは、私たちは普通、膝は曲げたり、伸ばしたりというイメージで捉え
ているからです。しかし、膝の関節には回転(ひねり)の運動もあって、自分では膝を曲
げ伸ばししているように思えても、微妙にこの回転運動が加わっています。

結論から言うと、この回転運動がうまく働いていない場合に、膝がパキパキと音を立てる
ことになるのです。では、その回転運動を妨げている原因は何かということですが、それ
はハムストリング(下肢後面を作る筋肉群)です。

             

膝の後ろ側を触ってみると、外側と内側に筋のような筋肉があるのが分かると思いますが、
この外側と内側の筋肉の硬さに差があると、回転(ひねり)の運動がスムーズに行かない
のです。つまり、これが膝のパキパキ音の正体なのです。

ところで、同じ膝の音にも、パキパキよりゴリゴリという感じの音がする場合があります
が、これは太ももとふくらはぎの骨の接続部分で鳴る音ですので、その原因も膝の軟骨に
あることが多いのです。この場合は、やがて膝に炎症が起きて水が溜まるといった、膝関
節痛の予備群であることが多いので、できるだけ早く対策を考える必要があります。

では、パキパキ音はどうなのかと言えば、特に痛みをともなうものでなければ、現時点で
はあまり気にする必要はありませんが、将来的には、やはり何らかの膝の障害の要因の1
つになることがありますので、できれば何らかの対策をしておくのが賢明です。

2.膝のパキパキ音を改善する方法

まずは、膝のストレッチなどで、ハムストリングを鍛えることになりますが、その前に、
ハムストリングの硬さを知る目安として、一般的なハムストリングストレッチの基本で試
してみましょう。やり方は、足を前に伸ばして座り(長座)、片方の足を曲げて、伸ばし
た方のつま先に手が届くかどうかを見てみます。膝がパキパキ鳴る人は、この時点でもう
きついと感じるかも知れません。逆に言えば、つま先までしっかり手が届く人は、膝が鳴
るようなこともないと思います。

             

ハムストリングのストレッチはろいろな方法がありますが、ここで手がつま先に届かなか
った人は、あまり無理をしないで、とりあえずは手が届くようにすることです。

基本は、伸ばした足を若干外側に出し、つま先も外側に向けて、同じように手を正面に向
けて伸ばしま。これは内側のハムストリングを効果的に伸ばす方法です。逆に、伸ばした
足を若干内側にして、つま先も内側に倒し、手を正面に伸ばして行くと、外側のハムスト
リングが伸びることになります。

無理をしないように、継続することで、ハムストリングは少しずつ柔らかくなり、パキパ
キ音も消えて行きます。

もう少し本格的にやりたい人には、フォームローラーを使うという方法もありますし、と
ちらかと言えば面倒に思う人には、足指に着けて歩くだけで、筋肉や関節が正しい位置に
戻り、安定した筋肉強化ができるという足指パッドなどがおすすめです。

膝にゴリゴリという音がする人は、痛みが出ていなくても、それなりの対策をする必要が
あります。痛みが出ているような場合は、まずは整形外科などで診察を受けてみましょう。

現時点では特に痛みが出ていなくても、軟骨が減っていることが考えられますので、普通
は痛みだしてから飲む人が多いですが、軟骨成分のプロテオグリカンなどを補給する良い
タイミングがこのときでもあるのです。

軟骨は、加齢とともに減っていくものでもありますし、一度すり減ってしまった軟骨は復
元しないとも言われていますので、まさに転ばぬ先の杖とも言えるタイミングなのです。

潤腰

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