頻尿(尿トラブル)の原因で意外に多い自律神経失調症

頻尿(尿トラブル)の原因で意外に多い自律神経失調症

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   尿トラブルと自律神経   

自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」の2種類の末梢神経の働きで、無意識のうち
に身体機能を調整する働きをしています。心臓の動き、胃腸の働き、呼吸、体温調整など、
寝ているときでも、生命維持のために働く重要な役割をしています。

ホメオスタシス(生体恒常性)という言葉は聞いたことがあると思いますが、血液の流れ
や消化、代謝などの生理的状態を一定に保とうとする機能ですが、この機能をコントロー
ルしているのが自律神経です。

無意識のうちに働く訳ですから、普段の生活では意識することがありませんが、過度なス
トレスや生活リズムの乱れなどにより、自律神経のバランスが崩れると、その不具合は、
心臓や消化器、体温などの直接生命にかかわるような器官で意識するようになります。

とは言っても、実際はそれで生命に危険があるというものでもないのですが、普段意識し
ていない、生命にかかわる器官で異常を感じる訳ですから、心中穏やかではありませんね。

では、頻尿などの尿トラブルと自律神経はどう関係しているのでしょう。一般的には、排
尿時には、副交感神経によって尿道を緩めることで尿が排出されます。逆に、交感神経が
尿道括約筋を緊張させて蛇口を閉めると、膀胱内に畜尿されます。

ただ、睡眠時は副交感神経が優位になるものの、抗利尿ホルモンという尿を凝縮させるホ
ルモンが分泌されるため、尿意は抑制されています。

自律神経が乱れると、この尿意をコントロールする機能に狂いが生じ、過活動膀胱やそれ
に伴う尿意切迫感により、急な我慢できない尿意をもよおしたり、失禁してしまうことも
ありますし、残尿感、排尿困難などの症状が起きることがあります。

             

更に、自律神経はホルモンバランスの調整もしているため、夜間に分泌される抗利尿ホル
モンにも影響します。つまり、抗利尿ホルモンの分泌が減少すれば、就寝中でも活発に排
尿しようとするようになります。これが夜間頻尿です。

尿トラブルは、直接生命にかかわる問題ではありませんが、それ自体がストレスになり、
自律神経を乱し、やがて心因性の頻尿になってしまうことも少なくありません。

   自律神経を整える方法   

自分の意識していないところで重要な役割を果たしている自律神経が乱れることで、私た
ちが感じる不安感は決して小さくありません。そこで、よくある間違いが対処療法で、例
えば頻尿には、頻尿対策という名のさまざまなサプリメントやトイレを我慢する訓練など
にとびつくことです。これって実際に改善するまでにはかなりの時間がかかりますよね。

現在、そのような治療法を続けていても、なかなか症状が改善しないという人は、自律神
経を整えることに注力してみてはいかがでしょう。自律神経を整えることは、やってみれ
ばそれほど難しいことでもありません。

まずは、現在の行動パターンの速度を1段落としてみましょう。動きも、話し方も、食事
も、仕事も、すべての行動を意識してゆっくりなペースにするのです。それだけでも自律
神経のバランスが整い、血流の改善、精神の安定、体の安定につながります。

速度を落とすことで、仕事が遅れると思われるかも知れませんが、それは逆で、やみくも
にドタバタ動き回るより、順序よく計画を立て着実に行動することで、能率がアップする
人の方が圧倒的に多いのです。

             

また、少し疲れを感じたら、ゆっくり深い呼吸(鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっく
り息を吐きます)をする習慣をつけましょう。特にイライラしたときやストレスを感じた
ときには、副交感神経の働きを回復させるのに最適です。

もともと体力的に自信がない人や、神経過敏な人、出産・更年期などで、ホルモンバラン
スの安定しにくい人は、漢方薬などを利用してみるのもおすすめです。


 

 

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