老化の原因と症状
老化とは、加齢による身体機能の低下により、内臓や器官、外見が劣化することを言いま
すが、それは、まだ成長期と思っているような早い時期から始まっています。個人差はあ
りますが、一般的に老化が始まるのは２０～４０歳の成熟期とされている頃になります。
外見的には、肌の代謝機能が衰えることで肌荒れが起きます。身体機能の低下により、筋
肉が衰え、臓器機能の低下で基礎代謝も減少して太りやすく（体脂肪が蓄積）なります。
内面的には、血管の弾力性が失われることで血圧が高くなったり、目のピント調整が難し
くなり視力が弱く（老眼）なります。また、カルシウムなどの栄養素の吸収力が低下する
ことで、骨密度が低下して関節が脆くなります。
他にも、有毛細胞の減少により、高音が聞き取りにくくなりますが、普通には耳が遠くな
るという症状になります。
これらの老化現象が起きる原因になるのが、加齢によるホルモン分泌の減少、活性酸素に
よる酸化、タンパク質の変性による糖化、と言われています。
ホルモンの分泌量は、老化と深くかかわっていて、特に女性のエストロゲンの分泌量が急
激に減少して起こる更年期症状は解りやすい例ですが、他にも、骨密度の低下や血圧の上
昇などを引き起こしやすくなります。
活性酸素による体の酸化は、サビとも言われますが、老化を早めるだけではなく、さまざ
まな病気を引き起こす原因にもなります。
そして、もう１つのタンパク質の糖化は、コゲと言われていますが、体内でタンパク質と
糖が体温で温められ、変性して結合した状態で、老化を促進して機能低下を招くＡＧＥと
いう老化物質が作られることです。
サビやコゲで引き起こされる病気の代表が、動脈硬化、心筋梗塞、ガン、認知症、糖尿病、
骨粗しょう症などで、そのまま中高年期から心配になる病気の代表になっています。
老化を予防するには
老化予防の基本は、しっかりと睡眠をとることです。健康でも美容でも睡眠の大切さは常
識となっていますが、体のメンテナンスをする成長ホルモンの分泌や、老化の原因になる
ホルモンを抑制したり、強力な抗酸化作用で有名なメラトニンの発生、ストレス解消効果
など、ただ寝るだけですが、この自然のメカニズムを無視して老化予防はできません。
次に、食生活ですが、体内でＡＧＥを作り出すような食品（ベーコン・ハム・揚げ物など）
を食べないことです。高温で処理された加工肉などが該当します。同時に、糖化の主役で
ある糖質を多く含む食品も控えることです。
そして、抗酸化（サビ予防）には、ビタミンＡ・Ｃ・Ｅ、ポリフェノール等を含む食品を
多く摂るようにします。一般的には緑黄色野菜などと言われていますが、もっとも効果的
なのがヨモギです。野菜以上の抗酸化成分が含まれていますし、ヨモギ茶として飲むだけ
ですので、野菜嫌いにも抵抗なく摂取できます。
最後が、筋肉量を増やすことです。筋トレなどの激しい運動は、活性酸素を生み出し老化
を促進する恐れもありますので、ウォーキングなどの有酸素運動で十分です。
経済的にゆとりが有れば、若返りの薬として知られているＮＭＮサプリもご検討下さい。
老化の原因や症状の予防のみならず、すでに老化した機能の向上も期待できるとまで言わ
れていますので、必要以上に期待せず、ゆとりで試してみようと考えることができる人に
はおすすめできます。
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