糖尿病対策に桑の葉茶が効果的とされる理由

糖尿病対策に桑の葉茶が効果的とされる理由

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   糖尿病と桑の葉の効能   

桑と言えば、古くは生糸(絹糸)の原料となるカイコ蛾の幼虫が食べる葉の木で知られて
いますが、ビタミンやミネラルなどの含有率では、最近人気の青汁で有名なケールよりも
多くの栄養素が含まれていると言われています。

しかし、桑の葉には、それ以外にも糖質を抑制する働きのある成分も含まれていることか
ら、近年はその方面で取り上げられることが多くなりました。

糖尿病とは、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足したり、効力が低下す
ることが原因で、高血糖(血液中のブドウ糖の量が多い状態)が慢性的に続くことで、さ
まざまな合併症を引き起こし、心臓や脳などの致命的な病気のリスクを高めることでも知
られています。

糖尿病(2型糖尿病)は生活習慣病の1つですので、その原因は「過食」「肥満」「運動
不足」「ストレス」など、生活習慣の乱れに関係しています。

一度発症すると治らないのが糖尿病とも言われていますが、血糖値をうまくコントロール
することで、日常生活で特に大きなハンデを負うこともなく、普通に(むしろ健康的な)
生活をすることも可能なのです。

生活習慣病とは、日常の生活習慣の乱れにより発症する病気ですが、逆に、生活習慣に気
をつければ予防できる病気でもあるのです。なかでも、糖尿病になる最も大きな要因は暴
飲暴食ですので、まず最初に手がけるのが食事管理になります。

             

つまり、糖質の摂取量に気をつけるということです。

糖質と言えば、甘いものと考える人が多いですが、実は、ご飯やパン、麺類など、私たち
日本人が主食としている炭水化物に多く含まれていて、糖尿病に桑の葉が注目される理由
もここにあるのです。

桑の葉には、デオキシノジリマイシン(DNJ)という成分が含まれていて、糖の吸収を
穏やかにする働きがあり、桑の葉にしか含まれていない成分なのです。

   DNJの効果的な摂取法   

糖質というのは、小腸でブドウ糖に分解されて血液中に吸収されます。桑の葉に含まれる
DNJという成分の構造はブドウ糖とよく似ているため、分解酵素の拮抗阻害物質となり、
結果的に糖の吸収が阻害されることになるのです。

しかし、桑の葉が糖尿病に良いと言われる理由はそれだけではありません。糖尿病の原因
の1つであるストレスを軽減させたり、血圧の上昇を抑える働きがあると言われるGAB
Aや、強力な抗酸化作用で活性酸素を除去したり、毛細血管の強化・動脈硬化・脳卒中の
予防効果があるとされるルチン、コレステロールや中性脂肪の吸収を抑える働きのある食
物繊維も豊富に含んでいます。

このように桑の葉の成分を取り上げてみると、まさに糖尿病対策に最適な感じがしますが、
実は、それは現代に限ったことではなく、古くは鎌倉時代にも糖尿病らしい病気の治療に
桑が使われていたような記載のある書物がありますし、中国でも漢方薬として、桑の葉か
ら根に至るまで、すべてが使われていたと記されています。

             

では、その桑の葉はどうして摂取するのが一番効果的なのかと言えば、桑の葉茶を食前に
飲むことです。つまり、食物の前にDNJを小腸に先回りさせておくことで、糖質の分解
酵素に勘違いさせる訳です。飲み方も、一気にグイっと飲み干すより、食前酒のようなつ
もりで、食事の10分ほど前から、ゆっくりと飲むのが効果的です。

特に糖尿病でなくても、普通に健康茶としての要素も多分にありますので、体に良い飲み
物という感覚で、生活習慣病予防も兼ねるというスタンスで取り組んでみて下さい。

ただし、現在すでにインスリンなどの糖尿病薬やワーファリンなどの抗血栓薬を使用して
いる人は、まずは医師と相談してから飲むようにして下さい。


 

 

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