「肩こり解消」一覧

頭痛持ちと言われる症状の一次性頭痛（他の疾患が関係していない頭痛）の約７割が緊張性頭痛で残りの約３割が片頭痛と言われています。たまに群発性頭痛という頭痛もありますが、ほぼ緊張性頭痛と片頭痛と考えても良く、原因のほとんどは首のこりです。

肩こりの原因はいろいろありますが、一般的に多いのが「固まった姿勢」「運動不足」「眼精疲労」「ストレス」「血圧」といったところです。肩こりをなくすには、心身の緊張を継続させないこと、全身の血流を良くすることです。

首こりと聞くと、肩こりの親戚のように考えている人が多いですが、首こりによって引き起こされる症状は、疲労感、異常発汗、眼精疲労、頭痛、倦怠感、食欲不振、肩こり、足元がふらつく、寝つきが悪い、熟睡できない、といったようなものもあります。

自律神経は、自分の意志とは関係なく体の働きをコントロールする神経で、交感神経と副交感神経という正反対の働きをする神経により、心臓や血流、消化器官などの動きを調整して健康を保っています。この自律神経の乱れが耳鳴りやめまいの原因と言われています。

実際に起きている「めまい」の原因の多くは首の筋肉にあると考えられています。意外に知られていませんが、頚筋症候群（首の筋肉のこり）の３大症状の１つです。めまいだけではなく吐き気もある場合も、首のこりによる自律神経失調症が原因と言われています。

老化により、少しずつ筋肉が痩せ、骨が変形し関節がゆるむ、といったことが体の中で起こってきます。筋肉が老化すると、代謝が低下して疲労が溜まりやすくなりますし、骨や関節が老化すると、体を支える力が弱くなり、筋肉への負担が多くなります。

頚性めまいの原因は首のこりで、首のこりは、肩や腰のように痛みを感じることはありませんので、緊張状態は分かりませんが、肩こり、頭痛、耳鳴り、腕のしびれといった症状として現れてきます。ところが、それを首のこりと気付く人が少ないのです。

首が重い、頭痛がする、めまいがするといった症状の原因は、肩こりという言葉で片づけられることが多いですが、こりという症状は筋肉が緊張して固くなり、回復しなくなった状態の筋肉疲労のことで、その状態が肩の場合が肩こり、首の場合が首こりと言います。

よく知られている慢性の頭痛には緊張性頭痛と片頭痛があり、その約７割が緊張性頭痛で３割が片頭痛です。長時間同じ姿勢による仕事や、首に強い圧力がかかることが原因の首こりによる症状ですが、肩こりが主な原因と考えている従来の治療法では改善されません。

肩こりは、肩に大きな負担がかかって肩の筋肉がこる状態ですが、首のこりは首に通っているたくさんの神経が影響を受けますので、緊張性頭痛や自律神経失調症による血圧変動、吐き気、めまい、情緒不安定などの症状も出て、ストレスで片づけられる多くの症状とも関係しています。

同じ姿勢や悪い姿勢を続けると、肩甲骨を動かすことがなくなり、周辺の筋肉も使われなくなり筋肉の血流が悪くなることで肩こりが発生しますが、眼精疲労やストレスが加わると、更に悪化することになります。パソコン・デスクワーク・運動不足が主な原因です。

肩がこる原因はスマホやパソコンの普及で、一日中同じ姿勢で生活することが増えたことです。悪い姿勢そのものや画面を見続ける眼精疲労、スマホ生活による運動不足で首や肩の筋肉を緊張させ、血流を悪くし、疲労物質を溜めてしまうことで肩がこります。

自律神経失調症という病名はありません。自律神経とは交感神経と副交感神経のバランスが崩れることにより、体の機能が正常に作用しなくなって起こる全身の倦怠感や頭痛・動悸・息切れなどの症状の総称のことを言います。不定愁訴と言われる状態です。