慢性的な肩こりは頚性神経筋症候群(首こり)を疑ってみる

慢性的な肩こりは頚性神経筋症候群(首こり)を疑ってみる

《本ページはプロモーションが含まれています》

   肩こりと首こりの違い   

肩がこったと感じるときに、その原因が首にあると考える人は、過去にスポーツや交通事
故の経験があり、骨格の配列やバランスについての知識がある人がほとんどで、一般的に
は首がこるということ自体考えが及ばないことが多いようです。

実際、頚性神経筋症候群(首こり)というのは、過去に格闘技やサッカーなど衝撃系のス
ポーツや交通事故などの既往症的なところがありましたが、近年のパソコンやスマホの出
現が現代的な生活習慣病として「首こり」の代表的な原因になっているのです。

誰でもある程度は感じていると思いますが、パソコンやスマホを操作するときの姿勢は、
ストレートネックやカメ首などという言葉もあるように、首へ大きな負担をかけることに
なりますし、長時間にわたってディスプレイを見続けることで眼精疲労が起こり、首に不
必要な緊張を与えることになります。

また、いわゆる「不定愁訴」と診断される原因不明の症状の多くはストレスということに
なりますが、この場合もストレスによる体の筋肉の過緊張でもっとも影響を受けやすいの
が首の筋肉なのです。

             

そこで、肩こりとはどういうものかと言えば、肩に大きな負担がかかって、肩の筋肉がこ
る状態ということになります。そして、首のこりは首の筋肉がこるというところまでは誰
にでも分かるところですが、首のこりと肩のこりには決定的な違いがあります。

それは、首にはたくさんの神経が通っていますので、首がこると神経に症状が出るという
ことです。つまり、緊張性頭痛のように、肩や腕などの神経にも首のこりは影響すること
になります。

なので、首がこっているから肩がこり、頭痛を引き起こしているというようなケースが多
いのですが、医療の専門家でも多くは「首も肩も同じ」と見なしています。

もちろん、肩のこりが原因で首がこり、頭痛を引き起こしているということもありますが、
それも頭痛の原因は首のこりということになります。そして、首のこりが原因で肩がこる
場合は「肩の症状は肩こりです」が「頭痛は首のこり」が原因であることが大半で、肩こ
りが直接頭痛の原因になることは非常に少ないのです。

また、神経と言えば原因不明の症状が出るのが自律神経ですが、首には上神経節、中神経
節、星状神経節などの交感神経の要所が存在していて、これらが首のこりで圧迫されると
自律神経が乱れ「吐き気」や「めまい」「血圧変動」「情緒不安定」といった症状も現れ
ることになるのです。

   首こり(肩こり)の改善法   

肩こりはその症状が肩にとどまることが多いですが、首こりは全身の症状に現れることが
多いので、現在の症状が「肩」だけであれば、それが「首」に移行しないうちに早急に対
処する必要があります。

ストレッチや体操、軽い運動などが効果的ですし、最近はスポゲルという体の柔軟性を高
めるジェルなども人気があるようですので試してみて下さい。

肩こりというのは基本的にすぐに解消されるものでもあるのですが、なかにはその肩こり
がなかなか治らないとか、一度ほぐれてもまたすぐに肩がこるとか、頭痛やめまい、吐き
気がするというような場合は、それは肩こりより首こりを疑ってみる必要があります。

首こりの症状が出る頃には慢性的な首こり状態になっていることが多いので、すぐできる
ことから始め、手に負えないときは整形外科などで治療を行うことも必要です。

すぐにできる改善法としては、スマホやパソコンに集中し過ぎないように、ときどきは首
や全身の運動をするだけでもかなり違います。

       

次に、首や肩が冷えて血行が悪くなるような服装は避ける、というより温熱シートやスト
ールを使うなどして、積極的に首を温めることに取り組むことです。もちろん入浴時も首
まで湯につかり血流の改善に努めましょう。

いつでもできる首の体操としては、ゆっくりと首を回すとか、左右上下に首をひねるなど
自分なりにいろいろ工夫してみましょう。

自宅では首ストレッチャーなどを利用するのも良い方法です。これは私も使っていますが、
正直かなり首の筋肉に効果があるというより、腰の方まで全身の筋肉のこりが解消されて
いくようでとても重宝しています。

何からでも、今すぐできることから始めることが、首こり・肩こりから解放される第一歩
ですので、ぜひ今すぐ始めてみて下さい。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク