見た目の悪さだけじゃない、猫背は心肺機能も低下させる?

見た目の悪さだけじゃない、猫背は心肺機能も低下させる?

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1.猫背になる原因と影響

猫背と聞けば、ほとんどの人は背中が丸くなった姿を想像すると思います。猫背の人を見
て体型が良いと感じる人はあまりいないと思いますが、それ以上に良くないのが体への影
響です。

             

私たちの体は、骨に筋肉がついて微妙なバランスを保ちながら、立ったり座ったりしてい
ますが、猫背になると、そのバランスに狂いが生じます。昔は、猫背になる原因としては
下を見る癖がある人に多いとされていましたが、近年はパソコンを使ったデスクワークや
スマホ画面を見つめる時間が増えたことで、猫背になる人が増えていると言われています。

普通の姿勢とは、体の前方の筋肉と後方の筋肉のバランスが1:4と言われていて、この
バランスに近い状態が保たれている間は、体には特に問題は起きません。ところが、スト
レートネックやカメ首と呼ばれるようなパソコンやスマホを操作している姿勢は、アゴが
前に出た亀のような姿勢で、猫背を代表する表現と言われています。

電車の中や歩きながらでもスマホを手にしている人が多い現代社会では、ほとんどの人が
猫背になる可能性が高いということになります。

猫背になると、アゴが出て体幹が前方に傾きますので、それを防ぐために後方の筋肉(背
筋)が発達します。逆に言えば前方の筋肉(腹筋)は衰えます。猫背の人はお腹も出てい
る人が多い理由です。つまり、肩甲骨が滑らなくなって肩がこる、骨盤が後ろに傾いて腰
痛が起きる、大腿筋が弱り膝に障害が出るといったことが起こりやすくなのです。

それだけではなく、必要以上に背中が丸くなると、肋骨の動きを妨げるようになります。
つまり、肋骨や横隔膜の機能を制限してしまうために呼吸が浅く(うまく呼吸できない)
なります。また、ふたつの肺の間にある心臓の機能も低下させてしまうことになるのです。

2.猫背の改善は意識から

猫背になってゲームをしている子供を見ると、つい注意したくなる人は多いようですが、
案外、自分の姿勢に関しては無頓着な人が大人には多いようです。しかし、猫背に関して
は、むしろ注意しなければならないのは大人の方なのです。

子供は骨も柔らかく、姿勢もすぐに戻すことができますが、大人は骨が硬く、一度、体幹
筋肉が低下すると戻りにくく、猫背はどんどん進行して行きます。仕事上での猫背は、あ
る程度は仕方ないにしても、仕事を離れても座りっぱなしでスマホを見ていたり、家でゴ
ロゴロしているような生活から脱却する気持ちになる必要があります。

             

姿勢を正し、筋肉を鍛え、心肺機能を向上させるための一番の方法は、ウォーキングやジ
ョギングなどの軽い運動を意欲的に行なうことです。座るときの姿勢は、立ったままの姿
勢で座る(座っても上半身は立ったままの姿勢でいる)ことです。

そして、ときどきは胸を張るようなストレッチや深呼吸をしてみることで、体幹を矯正し
たり、筋力の強化をすることにつなげましょう。

私もデスクワーク中心で、気をつけているようでも猫背になっていることが多く、肩こり
や腰痛に悩んでいましたが、背中をストレッチする器具を使い始めてからは、ずいぶん改
善されたような気がします。なかなか猫背から抜け出せない人や定期的に運動ができない
ような人にはおすすめです。

とは言っても、その根底には、自分は猫背であることを知り、それを何とか改善したいと
いう意識がなければ、どんな運動も長続きしませんし、どんな器具を持っていても無駄に
終わることが多いと思いますので、まずは猫背の弊害をしっかり意識して、自主的に改善
をしようという気持ちになることです。


 

 

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