歩くと肩こりが解消する理由
肩がこるとは、肩周辺の筋肉疲労による血行不良が主な原因です。長時間にわたり同じ姿
勢を保つとか、片方の肩にバッグをかけているとか、姿勢が悪いといったことで筋肉に疲
労が溜まりやすくなります。
そのため、マッサージなどで筋肉をほぐして肩こりを解消しようとする訳ですが、それも
多少は効果がありますが、筋肉というのは肩単独というより、全身の筋肉が関連しあって
疲労していることが多いので、肩だけほぐしても完全に解消されるものでもありません。
しかし、ウオーキングとは歩くだけですが全身８割の筋肉を使うと言われていますので、
全身の血流を良くすることになり、それは肩だけのマッサージよりはるかに効率の良い筋
肉疲労の改善方法ということになります。
また、ときには「足ツボマッサージ」という肩こり解消法も紹介されますが、歩くことは
そのツボも同時に刺激することになります。
更に、歩くことで心肺機能も高めることにつながりますので、全身の血流が改善され、蓄
積された老廃物も排出されやすくなりますし、肩こりのもう１つの原因であるストレスの
解消にもなりますので、身体全身のリフレッシュになります。
なので、ただ歩くだけでも肩こり解消効果はありますが、もう少し意識して歩くと、更に
効果が上がりますので、同じ歩くならぜひ以下に述べるようなちょっとしたテクニックも
取り入れてみて下さい。
肩こり解消に効果的な歩き方
「歩くときは手を振る」というのはよく言われることですが、その際に「手の平を正面に
向ける」ことを意識してみて下さい。たったそれだけで肩こりの解消には大きな差が出て
くることになります。
特に、ウオーキングしているにもかかわらず、肩こりが解消しないという人にはぜひ試し
てみていただきたいと思います。それは歩くときの姿勢が大切だからで、そこのところが
わかっていないと、せっかく歩いて血流が良くなっても、肩や首に負担がかかり効果が見
られないということになるのです。
ウオーキング経験者なら多少なりとも感じたことがあると思いますが、歩いていても意外
に肩周辺の筋肉は一部しか使われていないことが多いんです。それは、一般的に手の平が
後ろを向いているからです。そこへ姿勢を正すつもりで背中や首筋の筋肉を働かせると、
肩や首の筋肉はよけいに疲れることになるのです。
逆に、手の平を正面に向けるだけで、歩く姿勢が良くなり、血流も良くなります。
肩こりにプラスして、正しい姿勢や骨盤のゆがみなども気になる人は、筋肉を鍛えながら
骨盤矯正、美脚、美容効果も一緒に期待できる足指パッドを使いましょう。姿勢が悪く、
膝や腰に不安がある、Ｏ脚や体のゆがみが気になるという人にはバッチリかもしれません。
また筋肉量が増えて血流が改善すると、肩こりに限らず、高血圧・糖尿病・脂質異常など
の生活習慣病予防にもなりますし、ダイエットや冷え性改善にもなりますので、ぜひ正し
い歩き方と筋肉の付け方を心掛けてみて下さい。