自律神経の乱れが原因で起こる諸症状と改善方法

自律神経の乱れが原因で起こる諸症状と改善方法

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   自律神経の乱れによる症状   

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は身体の働きを活発にし、副交感
神経はそれを抑制する働きをします。車でいえばアクセルとブレーキのような関係です。

状況に応じて、アクセルとブレーキを自動的にコントロールすることで、事故(身体機能
の不調)を未然に防ぐ役目をしているのです。

自律神経が乱れるとは、このアクセルとブレーキの調整がうまくできなくなって、身体に
さまざまな不調を感じるようになった状態です。しかも、この自律神経は車のアクセルや
ブレーキと違って、自分の意志で調整することができない完全自動制御システムで、その
守備範囲も広く、直接生命にかかわるところでも働いているため、よけいに不安が大きく
なるのです。

             

例えば、暑いときに汗をかいて自動で体温調整をするといったことなら、とくべつ驚くよ
うなことでもありませんが、何もしていないのに急に心臓がドキドキし始めたら、誰でも
恐怖を感じますね。そこで慌てて病院へ駆け込んでも、だいたいは「異常なし」と診断さ
れますので、余計に不安が増すことになり、それが更に自律神経を乱す原因になるのです。

その典型的な例が、女性の更年期障害で、女性ホルモンの減少に伴い自律神経のバランス
が崩れて、さまざまな身体的な不調が現れた状態です。更年期症状も人によっては、かな
り辛いこともあるようですが、その原因が分っているという点では救いがあります。

一般的に自律神経が乱れる原因は、ストレスや不規則な生活といった曖昧なものであるこ
とが多く、自分では原因が分らない多岐にわたる不調を感じるものの、客観的な病的原因
も見つからない、いわゆる「原因不明の不調(不定愁訴)」となってしまうのです。

自律神経失調症の主な症状としては、身体的には「疲労感」「不眠」「発汗」「ほてり」
「動悸」「息切れ」「めまい」「頭痛」「食欲不振」「便秘」「下痢」などがあり、精神
的には、「イライラ」「不安」「無気力」「パニック」などがあります。

   自律神経の乱れの改善方法   

病院で診察を受けても、どこも悪くない(原因疾患がない)と言われると、打つ手がない
という気持ちになるかも知れませんが、曖昧ではあるものの「ストレス」や「不規則な生
活」が自律神経を乱す原因になっているということは、十分に可能性があります。

そこで、まずは食事内容や食事時間、睡眠時間などを全面的に見直して、規則正しい生活
を心掛けることです。これは特に自律神経に限ったことではなく、健康な生活には不可欠
なことでもありますので、これを機に生活習慣全般を見直してみましょう。

次に、ストレスの解消ですが、こちらも健康な生活のあらゆる分野に関係してくるので、
適当なストレス解消法を身につけることは、決して無駄になりません。各人にそれぞれの
方法があると思いますが、誰でも簡単にできるのが「軽い運動」です。頭で解かったつも
りでも、実際に体を動かしてみると、運動の持つパワーをハッキリ知ることになります。

特別なことをしなくても、ウォーキングやラジオ体操などで、身体を動かしてみるだけで
も十分効果を実感できますので、ぜひ始めてみて下さい。

そしてもう1つ、直接的な自律神経改善方法として、最近注目されているのが「首のこり」
を解消することです。頚椎(首)の周りには、いくつもの筋肉群が存在し、首の複雑な動
きを可能にしているのですが、その頚椎には、脳とつながる自律神経も通っています。

             

首がこると、それらの筋肉が緊張状態になり、内部の自律神経を圧迫することで自律神経
の乱れにつながるというのがそのメカニズムです。実際のところは、首のこりと自律神経
の関係が解明されている訳ではありませんが、現実の問題として、首のこりを解消するこ
とで、自律神経失調症による諸症状が治ったという実例が多数報告されているのです。

しかし、首のこりってどうするのよ?という人も多いですよね。最近はスマホ首なんて言
葉もあるくらい、ストレートネックなど首のこりに起因する不調が多いためか、首のこり
をほぐすグッズも多くなってきました。ネックストレッチャーというような名称がついて
いるようですが、使えるものは何でも利用することです。


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