高齢者に不眠が多い原因と寝不足を改善する方法

高齢者に不眠が多い原因と寝不足を改善する方法

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   高齢者の不眠の原因   

不眠は高齢者に限ったことではありませんが、その原因のなかには高齢者に特有のものも
あります。今回は、その高齢者特有の原因についてですが、たまに若い人にも当てはまる
ケースがあります。

まずは、基本中の基本として、人間が睡眠をとるのは、運動や仕事により疲労した体力を
回復させることにあります。高齢者というだけで、体力がないと判断しがちですが、それ
は少し違います。確かに、加齢とともに体力は低下しますが、その分、仕事も運動もしな
くなっています。つまり、体力は低下するものの、活動量がそれ以上に低下しているため、
体力はむしろ余り過ぎているのです。

疲れを回復させるための睡眠に、そもそも疲れが溜まっていなくて、睡眠の必要がない状
態で無理やり寝ようとしても、なかなか眠れないのが当然なのです。更に、日中の活動量
が減ると、昼寝をすることで時間を潰すことが多くなります。

             

このような状態で、十分な睡眠がとれる方がおかしいと思うのですが、それはまた別の話
として、とりあえずは、上記に近い生活をしている人は、「眠れなくて当たりまえ」とい
う気持ちになることです。例え眠れなくても、無理に寝ようとせず、翌日もまたそれほど
重要な仕事がある訳でもないのだから、昼寝をすればいいといった気持ちで、眠くなるま
で寝ようとしなければ良いのです。

不眠の原因は他にもいろいろありますが、健康な高齢者の不眠の一番の原因は、体力の余
り過ぎ(睡眠があまり必要でない)状態です。

   不眠症を改善する方法   

高齢者が不眠症を改善するためには、まずは運動をすることです。現在の自分の能力に応
じた運動でかまいません。ラジオ体操をするだけでも、何もしていない人には十分な運動
量ですので、決して他人と比較するのではなく、現状の自分から判断しての運動をするこ
とです。

理想は、朝日を浴びながら、適度な疲労感が生まれるような運動をすることです。すると
セロトニンというホルモンが分泌されて、睡眠を促すメラトニンの原料になり、14時間
後くらいに分泌されると言われています。つまり、ほどよい時間に眠くなる訳です。

             

そのような軽い運動を繰り返していると、徐々に筋肉も強化されてきますので、次第にウ
ォーキングや少しハードな運動もできるようになってきます。

その頃までには、もう不眠で悩むこともなくなっていると思いますが、ここで1つ覚えて
おいて欲しいのが、睡眠にもある程度のエネルギーが必要ということです。タンパク質、
ビタミン、ミネラル、糖質などの基本的な栄養素は、睡眠にも必要ですので、高齢を理由
の小食が美徳という考えは、睡眠不足の原因にもなるということです。

もう食が細くなってしまった人や、睡眠薬でごまかしているような人は、眠るためのの栄
養分をもれなく配合したサプリメントなどを利用して、乱れた体内時計やホルモンバラン
スを修正し、適度な運動により、自然な睡眠が必要な体質に変えていくことが大切です。

不眠といっても、なかなか寝付けない「入眠障害」、睡眠中に目が覚めて、その後に眠れ
なくなってしまう「中途覚醒」、予定より早く起きてしまう「早朝覚醒」などがあります
が、そのほとんどは体力の余り過ぎに由来するものです。ただ、十分な時間寝ているにも
かかわらず、ぐっすり寝た感じがしないという「熟眠障害」については、睡眠時無呼吸症
候群などの病気が原因であることが多いので、睡眠薬を控えたり、肥満を解消したり、生
活習慣を改善したり、飲酒を控えたりしながら、心配なら耳鼻咽喉科、睡眠外来などで診
察を受けるようにして下さい。

夢しずく

 

 

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